オーストラリア自動車市場でも中国製がシェア首位、日本製は2位に“転落”/ブランド別でもBYDや長城汽車が躍進
オーストラリア自動車市場で今年に入って中国製の販売台数が日本製を抜いて首位に立ったことが明らかになった。
【グラフ】1~2月のブランド別販売台数ではBYDが6位に浮上、長城汽車、奇瑞汽車、上海汽車傘下のMGもそれぞれ7、9、10位に入った。
オーストラリア連邦自動車工業会(FCAI)のデータによると、2026年2月、オーストラリアで販売された中国製自動車は2万2300台で、市場シェアは約25%に達した。一方、1998年以来首位に立ってきた日本製は2万1600台で2位に転落。3位は日本メーカーの現地生産車を主力とするタイ製で1万9400台だった。
オーストラリア市場は販売台数が100万台を超え、世界的にみても中規模の市場として位置づけられている。しかも自国メーカーを持たないため、自動車はほとんど輸入に頼っており、市場参入のハードルは比較的低い。その意味では各国の自動車産業の競争力を測るうえでの重要市場といえる。
■トヨタとマツダはそろって2ケタ減
ブランド別の販売台数でも日本勢が低迷する代わりに、中国メーカーが躍進している。2026年1〜2月の上位3社のうち首位のトヨタは前年同期比24.9%減の2万7900台、2位のマツダは同13.9%減の1万4700台といずれも減少した。
一方、中国のEV(電気自動車)最大手BYD(比亜迪)は同160%増の1万200台に、民営中堅の長城汽車、国営中堅の奇瑞汽車(チェリー)も、それぞれ同27%増、99%増と大幅な伸びを示した。これに国営大手上海汽車集団傘下の「MG」を加えた4ブランドがブランド別販売台数のトップ10に名を連ねた。
なお、このブランド別販売台数は国別とは異なり、アメリカのテスラやドイツのBMW、韓国の起亜自動車などのブランドは中国製の車両をオーストラリア市場へ輸出している分もカウントしている。このうちブランド別3位の起亜は同7%増の1万3300台と増加を記録、トヨタやマツダと明暗を分けた。
■PHV人気でBYDが絶好調
中国メーカーの躍進はオーストラリアのEVやPHV(プラグインハイブリッド車)人気に支えられている。FCAIによれば、25年のEVの販売は10万3000台で前年比13.1%増、PHVは5万3000台で同130%増と大幅な成長を見せた。
この波に乗ったのがBYDだ。
オーストラリアのメディア「CarExpert」のデータによると25年の段階ですでにEVとPHV合計5万2400台を販売し、前年比156%増を記録。26年に入ってからのトップ10入りの足掛かりを築いている。一方、首位のテスラはEV専業ということもあり前年比24.8%減の2万8000台に落ち込んだ。
中国ブランドでは長城汽車も25年に前年比23.4%増の5万2800台と、BYDを上回る販売台数を記録したが、牽引役はEVやPHVではなかった。主力モデルはエンジン車の小型SUV「ハヴァル・ジョリオン」で、ガソリン車とハイブリッド車を含め年間販売台数は約2万台に上る。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2f4a183a12c8e550ea15...
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