あり得ないほどの超円安が続く中、海外に行くたびに気になるのが現地の物価だ。
特にマクドナルドのビッグマックの価格を比較したビッグマック指数は、各国・地域の物価水準や購買力を把握する基準として使われている。
では、東南アジアの観光名所ではどうなのか。
ベトナムのハノイ。注文は日本でも導入されているタッチパネルのセルフオーダー式。
「Burger」をタッチするとさまざまな種類のハンバーガーの値段が一覧できる。
最安値の「ハンバーガー」は3万6000ドン、「チーズバーガー」は4万6000ドン、「ビッグマック」は7万6000ドンと表示されていた。
1万ドンは約61円(5月30日現在)のため、円換算するとそれぞれ220円、280円、464円となる。
これには愕然(がくぜん)とした。日本ではそれぞれ170円、200円、480円だ(公式HPより)。
かろうじて「ビッグマック」は日本の方が若干高いが、「ハンバーガー」と「チーズバーガー」はベトナムの方が断然高いという予想外な結果となった。
円安がさらに進めばビッグマックも逆転されるだろう。
次の渡航国であるタイの首都バンコクでも、マクドナルドの価格を調べてみた。
カオサン通り、世界中からバックパッカーが集まる“聖地“として知られている。
そんな名所の中心地にあるマクドナルドの店舗に入店。注文方法はハノイと同じタッチパネル式だ。
画面をスクロールして「Burger」の商品群を調べると、最安値の「ハンバーガー」は49バーツ、「チーズバーガー」は85バーツ、「ビッグマック」は145バーツだ。
それぞれ212円、368円、628円となる。いずれも日本よりかなり高い。というか日本が安すぎるのか。
英経済専門誌「The Economist(エコノミスト)」(電子版)が今年1月25日に、世界55の国と地域のビッグマック指数とビッグマック価格のランキングについて記事を配信している。
それによると、ビッグマックが高い国の1位はスイス1207円、2位はノルウェー1056円、3位はウルグアイ1041円、4位はユーロ圏867円、5位はスウェーデン867円だった。
日本は45位で、46位ベトナム、47位香港、48位ウクライナと続き、最安値の55位は台湾の353円だった(為替レートは当時)。
記事の一部引用
https://www.dailyshincho.jp/article/2024/06061051...
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