25WSJ日本派遣団長所感 派遣団長 出田行徳 ・・・日本も米英に続き早期撤退を模索していた!
25WSJ(ワールド・スカウト・ジャンボリー)は、今までにない環境でのジャンボリーで、派遣団としても、予定していなかったあらゆる対応をしなければならない大会でした。
その中、CMT(派遣団本部員)、IST(国際サービスチーム)、参加隊指導者、各国派遣団、地元の協力者各位のご尽力により、参加スカウトを無事日本へ返せたことに感謝いたします。
25WSJで今までと違った環境、運営は以下のことがあげられます。
まず一つ目は、感染症と熱中症の広がりがあげられます。日本派遣団員では、大会参加前にCOVID-19 の感染により参加できなくなった参加者、ソウルに着いてから発熱し、隊指導者が付き添いソウルで休養した参加者があり、その後陰性が確認され、途中から参加しました。
大会中も、日本派遣団だけでなく、参加者全体で、COVID-19、インフルエンザが発生し、場内の病棟だけでなく近辺の医療機関にも治療、入院の協力を得て対応し、日本派遣団もそれに従いました。
また、高温多湿な気候で、日陰もない状況下、約束されていたエアコン付きの避難所が準備されていなかったことも影響し、熱中症が多発し、大会ホスピタル、クリニックは点滴患者であふれていました。
これに対応していただいたCMTの2名のドクター、並びに患者スカウトに付き添いをされた隊指導者の皆様に感謝いたします。
しかし、劣悪な施設環境下、熱中症の多発などに加え、会場が埋め立て地で、雨になると泥田状況になり、台風になれば、身動きが取れなくなる恐れもある中、派遣隊では、発熱、熱中症に対する個別対応で隊指導者の負担が大きくなり、指導者が倒れることが危惧されました。
さらにはUK、USAなどのISTの主要メンバーの退場に伴い、IST自体の負担が増加し、ISTも疲労で倒れることを危惧しました。
そこで日本派遣団では、先に避難したUK、USA、シンガポールのように、退場を検討しました。ホテル、日本人学校、軍基地などの、伝手を頼って、受け入れ先を探りましたが、
なかなか、受け入れ先が見つからず、水野理事長からのご指示もあり、ホテル等もさらに手配を続けていました。
つづく・・・
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