中国で白菜類の鮮度保持にホルムアルデヒド使用か 当局が調査
ローラ・ビッカー中国特派員
中国当局は、食用の白菜・キャベツ類の鮮度を保つために有害性化学物質ホルムアルデヒドが一部で使用されているとの指摘を受け、調査を開始した。
北部・河北省の当局は、白菜・キャベツ類が輸送用トラックに積み込まれる前に溶液に浸されている映像を確認したとした。
この映像は先週、環境系のブロガーが最初に公開した。発がん性があるとされる無色の化学物質ホルムアルデヒドを食品の鮮度保持に使うことは、中国で厳しく禁止されている。
中国は白菜・キャベツ類の世界最大の生産国。ほとんどは、アジアの近隣諸国に輸出されている。
国営メディアによると、関与した人物らに対し、警察が法的措置を取っている。
当局は現在、パニックを防ぎ、信頼を回復するため、全国の市場で抜き打ち検査を実施するなど、迅速な対応を進めているという。
国営メディアは、こうした行為がどれほど広まっているかを明らかにし、影響を受けた野菜を追跡するための措置を、捜査当局が講じる予定だと伝えている。
河北省康宝県の当局は、22日に声明を発表。「明らかになった違法または法令違反の行為は、野菜供給の安全性確保のため、法律に従って厳密に対処される」とした。
首都・北京の主要な生鮮食品供給拠点の一つ、新発地市場は、独自に白菜・キャベツ類の供給元を調査したと、声明で説明。問題となっている野菜は、同市場には一切運び込まれていないとした。
この問題は、中国メディアが大きく取り上げている。
人民日報は社説で、「卸売業者は目先の経済的利益ばかり追求し、消費者の生命と健康を完全にないがしろにした。法的な一線を越え、道徳的な最低ラインを逸脱した」と書いた。
中国は白菜・キャベツ類を年3000万トン以上生産している。これは世界の年間生産量のほぼ半分にあたる。主な輸出先はヴェトナム、韓国、ロシアなど。
米がん協会によると、一部の職場などで比較的高濃度のホルムアルデヒドにさらされることは、特定のがんとの間に関連性があるとされている。ただし、少量の曝露(ばくろ)による影響はあまりはっきりしないという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/68f8609e579f17f1deb69...
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