■1985年、韓国サポーターがスタンド清掃するのを日本人は見た
日本のサポーターが試合後にゴミを拾う光景は、もはやワールドカップの定番になったといってもいいだろう。
2018年ロシア大会、2022年カタール大会でも大きな話題となり、北中米大会でも再び「日本らしいマナー」として世界から称賛を受けている。
だが、この日本らしい振る舞いとして定着した光景に、韓国との意外な因縁があったという話が浮上している。
日韓夫婦ユーチューバー「ぱく家」が6月15日に公開した動画だ。
同チャンネルは「韓国のため日本人たちがワールドカップでゴミを拾うようになった理由」と題した動画で、
日本サポーターのゴミ拾い文化の原点が1985年10月26日に東京で行われたメキシコW杯アジア最終予選、日韓戦にあると紹介した。
この1985年の日韓戦で、日本は韓国に1-2で敗れた。
韓国は1986年メキシコW杯本大会出場へ進み、日本は初のワールドカップ出場を逃した。
その敗戦後、当時の日本サポーターが見たのが、韓国を応援していた在日コリアン応援団によるスタンド清掃だったという。
『THE RED BOOK 闘うレッズ 12番目の選手たち』には、当時の観戦者による印象的な証言が残されている。
「負けた僕らはくやしくて、虚しくって茫然としてスタンドに目をやったら、自分たちで出したゴミを、韓国の人が拾ってるんですよ。
涙が出ました。ああ、ここまでやられたら勝てねえよなあって」
この証言は、6月22日の『朝日新聞』も取り上げている。
同紙は、ワールドカップで定着した日本サポーターのゴミ拾いの原点として、1985年の日韓戦と、当時の韓国サポーターのスタジアム清掃に触れた。
そのうえで、6月25日には韓国紙『ハンギョレ』が「ぱく家」の動画を紹介する形で、この“日本の善行”の背景に韓国との因縁があったと伝えた。
■“日本らしいマナー”は韓国への敗北感から
今や世界が称賛する日本サポーターのゴミ拾いは、「日本人の公共心」「日本らしいマナー」「幼い頃からの教育」といった文脈で語られることが多い。
実際、海外メディアも日本ファンの清掃を称賛し、「来たときと同じようにきれいにして帰る文化」と紹介してきた。
ただ、その原点の一つに、韓国に敗れた日本側の悔しさがあった。
選手が負けただけではなく、サポーターとしても敗北感を味わった。
韓国の応援団は試合に勝ったあと、自分たちのゴミを拾って帰っていった。
そこまで見せつけられた日本側が「ここまでやられたら勝てない」と感じた。
勝敗だけでなく、応援文化でも差を見せられたという敗北感。
それが日本サポーターの行動を変えるきっかけになったのだとすれば、ワールドカップ名物のゴミ拾いは、日韓サッカー史の一場面と結びつけて語られることになる。
https://news.livedoor.com/article/detail/31652907...
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