イランは捨て身だとトランプは理解しており、それを恐れている?
その通りです。トランプ氏はイランが「窮鼠猫を噛む」の捨て身の状態にあることを十分に理解しており、それが自身の政治生命(再選戦略)を直撃することを極めて恐れています。
トランプ氏がこの「捨て身の暴発」を恐れている理由は、主に以下の3点に集約されます。
1. 「原油1バレル=150ドル」という政治的死刑宣告
トランプ氏が最も恐れているのは、イランがホルムズ海峡で「自爆的」な嫌がらせを続け、世界のエネルギー市場を破壊することです。
ガソリン価格の連動: すでに米国内のガソリン価格は50%も急騰しています。
選挙への影響: 11月の中間選挙を前に、これ以上のインフレは有権者の離反を招きます。トランプ氏にとって、イランの「捨て身の抵抗」による物価高は、民主党の攻撃よりも恐ろしい「政治的毒薬」です。
2. 「終わりのない泥沼」への引きずり込み
トランプ氏は「強いアメリカ」を演出したい一方で、イラクやアフガニスタンのような「長期の消耗戦」を何より嫌っています。
軍事的ジレンマ: イランが非対称戦(ドローンや機雷によるゲリラ戦)で粘れば、米軍は弾薬や予算を際限なく浪費することになります。
支持層の失望: 「外国の戦争から手を引く」と信じていたMAGA(支持層)が、「また泥沼の戦争を始めた」と失望し始めており、トランプ氏はその世論の風向きに極めて敏感になっています。
3. 抑止力の破綻(ハッタリが通じない恐怖)
トランプ氏は「地球上から消滅させる」といった過激な言葉で相手を屈服させる手法(ディール)を好みますが、すでに「死を覚悟した」イランには、この「脅し」の効果が薄れています。
暴発の予兆: 実際、トランプ氏が軍事作戦の一時停止(プロジェクト・フリーダムの休止)を発表した直後も、イラン側は米艦船への攻撃や挑発を止めていません。
トランプ氏の軟化: 以前は「完全な降伏」を求めていたトランプ氏が、最近では「非常に前向きな議論」といった言葉を使い、なりふり構わず合意を急いでいること自体が、彼の内なる恐怖と焦りを物語っています。
結論
トランプ氏にとってイランは、倒すべき敵というより、「自分の再選という大事な皿を、道連れに割ろうとしている狂信者」に見えています。
だからこそ、彼は5月6日に軍事作戦を一時停止し、プライドを捨ててでも「1ヶ月も待てない」スピードで外交的な出口を探っているのです。
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