二輪の王者ホンダといえど、足元では「2つの巨大な波」にさらされており、決して安泰ではありません。投資家もこのリスクを鋭くチェックしています。
1. インド勢の「安さ」と「物量」
ヒーロー(Hero)やバジャージ(Bajaj)といった現地メーカーが、ホンダを猛追しています。
「圧倒的な低コスト」で製造できる強みがあり、アフリカや中南米といった新興国の輸出市場でもホンダのシェアを奪い始めています。
技術力も底上げされており、ホンダのブランド力だけで勝つのが難しくなっています。
2. 中国勢による「電動化」の急襲
中国のヤディア(Yadea)やアイマ(Aima)といったメーカーは、すでに年間数千万台規模の電動バイクを販売しており、コスト競争力ではホンダを凌駕しています。
「エンジン技術」というホンダ最強の武器が使えない電動の世界では、一気に主役が入れ替わるリスクがあります。
3. 「二輪の利益」を「四輪の穴埋め」に使いすぎるリスク
「二輪で稼いだお金をドブに捨てている」と投資家に批判される原因にもなります。
二輪事業自体にも、電動化やカーボンニュートラル対応で巨額の投資が必要です。
ホンダの次の一手
「2030年までに電動バイクを30モデル投入する」という野心的な計画を立てています。
今回の四輪の大掃除(減損)によって、ようやく二輪の未来に集中できる環境が整ったと見ることもできます。
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