日本政府は「労働力だけを都合よく借りることはできない」という欧州の教訓を学び、最初から「定住」を視野に入れた制度作りを進めています。
「使い捨て」から「共生」への転換(育成就労制度)
新しい「育成就労制度(2027年までに本格施行)」、日本語能力の重視(入国時および昇級時の日本語試験を厳格化)
「特定技能2号」の拡大(家族帯同の解禁)
狙い: 家族と暮らせるようにすることで、定住意欲を高め、社会の安定した構成員になってもらう。
懸念: これにより、欧州が経験した「家族呼び寄せによる、教育・医療・福祉コストの増大」が現実味を帯びてきました。
「永住許可」の厳格化
政府は2024年に、税金や社会保険料を滞納した外国人の「永住許可を取り消せる」法律を成立させました。
政府が直面している「欧州と同じ」難問
自治体への負担転嫁:ゴミ出し、騒音、宗教的行事への理解など、現場のトラブル対応
欧州ほどではありませんが、イスラム教徒の増加に伴い、「土葬用墓地の不足」や「学校給食のハラール対応」などの課題が表面化しています。
これに対し、政府や行政が「どこまで公費で対応すべきか」という議論はまだ始まったばかりです。
ちなみに、世代交代により寺院離れが進む中、経営危機にある寺院でムスリムのための埋葬地を提供する動きがあります。
まとめると
日本政府は「労働力だけを都合よく借りることはできない」という欧州の教訓を学び、最初から「定住」を視野に入れた制度作りを進めています。
しかし、それによって生じる「社会コスト」や「文化の摩擦」に対する国民の心の準備や、具体的な支援体制はまだ追いついていないのが現状です。
欧州の事例を振り返れば、「問題が起きてから対処する」のでは手遅れになることは明白です。
暮らしの根幹、つまり治安、教育、医療、そして「地域社会の平穏」が崩れてからでは、修復には何世代もの時間と莫大なコストがかかります。
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