福岡県北九州市に本社を置くEVモーターズ・ジャパン(以下、EVMJ)は、大阪・関西万博への150台をはじめ、
富士急、東急、伊予鉄、阪急など全国の大手バス会社や大手リース会社へ、約2年で300台以上の中国製EVバスを納めてきた。
EVMSのバスは日本製だとしているが、実際の製造元は中国3社だ。
だがそんなEVMJのバスに不具合が多数発覚。それによって経営危機に瀕しているとの情報もある。
■ついに早期退職者を募集
現在EVMJバスの新規出荷はほぼ停止状態である。
ほぼと書いたのは、沖縄県多良間村のように電気バス(恒天製)として納入した車両を自動運転実験用に「改造」して再度出荷するケースもあるためだ。
このような場合は新規出荷にはならない模様。なお、これまで20台以上のEVMJバスを納入していた伊予鉄バス(愛媛県)は年内新規納車予定だった恒天製バス9台をキャンセル。
大阪メトロも愛中和製E1路線仕様約30台をキャンセルする動きがある。
EVMJ社員も退職者が相次いでおり、筆者の取材によると、問題が発覚した2025年9月以降から年末までに約50名が退職。
加えて12月17日にはついに早期退職者80名募集の説明会が開催された。
募集どおり退職希望者が出れば、社員数200名程度の会社で130名がいなくなることになる。早期退職を検討中の社員複数名に話を聞いた。
「リコール対応作業員約30名以外は8割が退職の対象になります。
約200名の社員の半数以上が退職となれば、業務上混乱起きるのは必至でしょう。
すでに、財務や経理関連部門はほとんどが退職しています。新規出荷停止ですから営業もやめていく人が多いです。
とにかく上層部はウソばかりついています。ひどい扱いです。
株主や投資家に対しても、経営状態の真実を知らせていません。希望退職者に対しては割増給与も出ないそうです。
解雇予告期間内に仕事をさせる最低の管理職もいます。
https://gendai.media/articles/-/16210...
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