オーストラリアで10日、16歳未満のSNS利用を禁止する世界初の法律が施行された。
中毒性のある仕組みやネットいじめ、未成年を狙う犯罪者などから子どもを守る狙いがある。
ここまで包括的な対策を講じている国はほかになく、厳格な新法の施行には世界中が注目している。
禁止対象となるのはインスタグラム、フェイスブック、スレッズ、スナップチャット、ユーチューブ、ティックトック、
キック、レディット、ツイッチ、X(旧ツイッター)の10のプラットフォーム。
ほとんどは同法に従うと表明しており、年齢確認技術を使って16歳未満のユーザーを特定し、アカウントを凍結する。
ただし各社は、これで子どもの安全が高まるとは思わないとの見方を示している。
アルバニージー首相は10日、同法の施行をオーストラリアにとって「誇るべき日」と形容。
「オーストラリアの家庭があの巨大IT企業から主導権を取り戻す日が来た。
子どもが子どもでいる権利、親がもっと平穏な心でいられる権利を行使する」と公共放送のABCに語った。
ただ、「簡単にはいかないだろう」とも認めている。
同法に基づき、SNS各社は「合理的な措置」を講じて16歳未満が使用しているアカウントを凍結し、新しいアカウントの開設を阻止しなければならない。
違反した場合は4950万オーストラリアドル(約51億円)以下の罰金が科される。
https://www.cnn.co.jp/tech/35241437.htm...
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