JR東日本は、モバイルSuicaのアップデートを行ない、新たなコード決済サービス「teppay(てっぺい)」を2026年秋に開始する。
27年春にモバイルPASMOにも拡大し、コード決済や残高の送付、オンライン決済などのサービスを提供する。
JR東日本が推進する「Suica」と関東の私鉄各社による「PASMO」が同じコード決済サービスを介して連携。
モバイルSuicaとモバイルPASMOの3,500万以上のユーザーに新たなコード決済サービスが追加されることとなる。
teppayでは、モバイルSuicaとモバイルPASMOアプリがそのまま使え、新たに追加されるコード決済機能により交通系ICの残高の上限である2万円を超えた買い物に対応するほか、送金機能などを追加。
teppayにビューカードを連携すれば、チャージ不要で買い物できる。
■「レジで恥ずかしい」「鉄平さんを想起」──新コード決済“teppay”のネーミングセンスに注目
会見でJR東日本の中川晴美常務は、サービス名に込めた3つの価値を示した。移動や旅を軸に利便性を高める「Travel」、
幅広い層が扱いやすい「Easy」、人と地域をつなぐ「Partnership」という3点で、名称のteppayはそれぞれの頭文字であるt、e、pを含む構成になっている。
鉄道系の新しいペイメントサービスであることをひと目で伝えたいという意図があるという。
しかしSNSでは、こうした説明とは別の文脈で議論が白熱している。投稿の多くは「人名にしか見えない」という指摘で、
平仮名や片仮名の表記にすると“名字(みょうじ)の後に続く名前”のように読めてしまう点を問題視する声が目立った。
「全国のてっぺいさんに試練」「鉄平さんを思い浮かべてしまう」「有田哲平さん、大丈夫だろうか」
「レジで名前を呼ばれるようで恥ずかしい」といった反応は軽い冗談を含むものが多いが、一方で「サービス名として誤解を生むのでは」
「なぜ人名に寄せたような名称にしたのか」と、ネーミングの合理性を問う意見も少なくない。
また、PayPayの成功体験を踏まえ「ツッコミどころのある名前の方が覚えてもらえる」という肯定的な見方もある。
「報道で名前を見たときは意味が分からなかったが、鉄道+Payだと分かれば納得した」という声もあり、利用が始まれば自然に浸透するとの楽観的な見方も広がりつつある。
とはいえ、人名としての連想が強い点を気にかける声はやはり目立つ。
サービス開始前から“名前のハードル”が先に立つ状況になっているのは確かだ。
https://www.itmedia.co.jp/mobile/spv/2511/25/news124.htm...
返信する