米ロ首脳 エネルギー施設攻撃停止から開始合意 ウクライナ情勢
2025年3月19日 7時26分
アメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領による電話会談が18日、行われ、ホワイトハウスは両首脳が停戦に向けてエネルギー施設やインフラへの攻撃停止から始めることで合意したと発表しました。
一方で、アメリカが提案し、ウクライナが受け入れを表明した30日間の停戦案については、プーチン大統領は問題点を指摘し受け入れませんでした。
日本時間の18日夜から19日未明にかけて行われたアメリカのトランプ大統領とロシアのプーチン大統領の電話会談について、ホワイトハウスが18日、発表した声明では、停戦に向けたプロセスをめぐり、「両首脳は、平和への動きはエネルギー施設や、インフラへの攻撃の停止から始めることで合意した」としています。
さらに、黒海での戦闘の停止や完全な停戦と恒久的な和平についても直ちに中東で交渉を行うとしています。
一方、ロシア大統領府は、この会談についての声明で、ロシアとウクライナ双方が30日間、エネルギー関連施設への攻撃をしないというトランプ大統領の提案にプーチン大統領が合意し、軍に対し、対応する命令を出したとしています。
また、ウクライナ紛争の解決に向けて、米ロ両国が、専門家グループを設置することで合意したとしています。
一方で、プーチン大統領は解決に向かうための重要な条件は、ウクライナへの外国からの軍事援助と情報の提供を完全に止めることだと強調したとしています。
さらに、危機の根本原因とロシアの安全保障上の正当な利益を考慮に入れる必要があると述べたとしています。
アメリカが提案し、ウクライナが受け入れを表明した30日間の停戦案についてはウクライナが軍の態勢を立て直す猶予期間にならないようにすべきだなどと問題点を指摘し、受け入れませんでした。
アメリカ側の発表とロシア側の発表では表現が異なる部分もあり、攻撃の停止について、ロシア側の発表では「30日間、エネルギー関連施設への攻撃をしない」としているのに対し、アメリカ側は対象について「エネルギー施設やインフラ」とし、期間は言及していません。
【以下サイトで】
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250319/k1001475396...
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