裁判資料(控訴審)
「喜一」聴取書
乙第84号証
『4 来店中の2人の様子
(中略)
(2)午後10時前頃のことでしたが、伊藤さんは裸足で店内を歩いていて驚きました。
午後11時頃になって、伊藤さんは「もう一本。」と日本酒を注文してトイレに立ちました。
山口さんは、「まだ飲むの?」、「飲むなら付き合うけど・・・」と帰りたそうな雰囲気でした。
その時刻頃から、山口さんは、当時当店で働いていた店員(私の甥)と話し込んでいました。
午後10時30分頃、店員が、トイレに行った伊藤さんが戻ってこないことに気付き、
山口さんと店員がトイレに様子を見に行きましたが、トイレで座り込んでいたそうです。
店内に戻ってきた伊藤さんは、元のカウンター席ではなく、別のお客様の隣のカウンター席に座り、
そのお客様と話し始めました。
(中略)
(3)伊藤さんがトイレから出て10分くらいして、別のお客さんと話し込んでいた伊藤さんに対して、
山口さんが、「俺、先に帰っていいかな?」と言っていました。
私は、来店した山口さんから「明日アメリカに帰る」と聞いていたので、山口さんの伊藤さんに対する
上記の発言を聞いて、(山口さんは)「早く帰りたがっているのだ」と思うと同時に、(伊藤さんを)
「置いていかれると困る」と思いました。
(中略)
当店を出るとき、伊藤さんは、かなり酔ってはいたが、ベロンベロンとか、フラフラといった様子ではなく、
しっかりとした様子で、普通に店を出られました。』
タクシーの中でも詩織さんは山口さんと普通に会話をしていました。
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