「なぜ奈良県民以外が怒っているのか?」K-POP無料ライブ開催、「お金のない若者」発言で炎上する奈良県知事…批判する人への“強烈な違和感”
けっこう略
山下知事は、2023年に奈良県知事に就任したが、多くの公共事業を見直し、コスト削減、予算の効率的な活用を推進してきた人物だ。なお、山下氏は日本維新の会から初めて奈良県知事に当選しており、自民党系会派と対立することも多い。
今回の県議会での議論は、この対立構造が背景にあると思われるが、自民側から「予算の無駄遣い」と指摘されるという、皮肉な現象が起こっている。
県議会での議論はさておき、メディアで報道され、世の中に知れ渡ってしまったため、山下知事はXで説明を行わざるを得なくなったのだと思われる。ただ、X上でそれを行ったことが適正だったのかという疑問は残る。
そもそも、SNSで「韓国」は代表的な“炎上ネタ”だ。SNSの世界では、ネトウヨ(ネット右翼)と呼ばれる右傾的な思想の人たちの声が目立っており、韓国バッシングが起こりやすい。
今回の奈良県の話題は、まさに格好のネタだった。ネトウヨまではいかなくとも、SNSには反韓、嫌韓意識を表明するアカウントも多く見られる。
山下知事は、SNSの投稿にしては丁寧な説明を行っているのだが、どんな説明をしようが彼らには伝わらないし、多くの場合は逆効果になる。
昨年や今年の紅白歌合戦も、旧ジャニーズタレントが一組も出演しない一方で、K-POPアイドルグループが多数出演し、SNS上で批判を浴びている。
「大晦日の国民的な歌番組に外国人アーティストが多数出演するのはいかがなものか?」といった批判や、中高年層を中心に「よく知らないグループが紅白に出るのは違和感がある」という意見は、嫌韓、反韓の人たちに限らず、一定の共感を得ているようだ。
今回のライブ開催に関する、「歴史も伝統もある奈良県が、(日本的なイベントではなく)K-POPのライブを行うのか?」「県民にお金を回すことを優先すべきではないか」という声も、やはり一定の支持を得ているようには見える。
つづく
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b5c0cbba77ccb1927fb5...
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