令和の今も残る絶滅危惧種「デパートの屋上遊園地」全6か所をめぐってみた。
日本の“デパオク”文化は海外にも
昭和の時代、デパートの屋上には「デパオク」として親しまれた屋上遊園地があった。
しかし、少子高齢化や消費不況に加えて、建物の防災強化・耐震化工事や相次ぐ再開発などの影響もあり、
年々その数を減らし続けている。
令和になった今も営業を続けるデパートのレトロ屋上遊園地・全6か所
・東急プラザ蒲田「かまたえん」(東京都大田区)
1968年11月に開業、現在の屋上遊園地はバンダイナムコアミューズメントが運営
・松坂屋名古屋店「屋上遊園」(愛知県名古屋市中区)
1936年に本館がほぼ現在の姿になった際、本格的な「屋上遊園地」が誕生した。
・名古屋栄三越「屋上観覧車」(愛知県名古屋市中区)
屋上には「文化財となったレトロ観覧車」が残されている。
・大和香林坊本店「大和プレイランド」(石川県金沢市)
北陸唯一のレトロ屋上遊園地。明治時代に創業、大正時代に百貨店化し、現在の店舗は1986年に移転新築されたもの
・松坂屋高槻店「松坂屋スカイランド」(大阪府高槻市)
ミニ汽車やバッテリーカー、屋上神社 まさに「典型的なレトロ屋上遊園地」らしい景観
・アミコ「アミコ屋上プレイランド」(徳島県徳島市)
もともと1983年に「徳島そごう アミコ専門店街」の屋上遊園地として開設された。2020年のそごう閉店後、
一時は存続が危ぶまれたが、神社の撤去と一部エリアへのフットサルコート設置などのリニューアルを経て営業を再開
・伊予鉄高島屋「屋上遊園地 くるりん」(愛媛県松山市)
現在の店舗は2001年に新築、レトロ屋上遊園地がある百貨店としては最も新しい建物
・大立デパート「大立空中楽園」(台湾・高雄市前金区)
園内には「モノレール」や「メリーゴーラウンド」などといった大型遊具が5つ並び、週末には多くの子供や若者で
賑わいを見せる。
今回紹介したそれぞれの屋上遊園地は、改装・リニューアルなどによって遊具や乗り物、
ゲーム筐体などが取材時と変わっている場合がある。事前に稼働状況をチェックして訪問すること
https://nikkan-spa.jp/2075923...
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