フードコートが廃墟化の危機に!?
全国で加速する衰退の深刻な実態とは?
最近、ショッピングモールのフードコートに空きテナントが増えてると感じたことはないでしょうか。
かつては週末ともなれば家族連れや学生で賑わっていたフードコートが、いまやガラガラの状態もあります。
フードコートの衰退が止まらない3つの理由
1.回転率の低さと売上の低迷
フードコートの最大の課題は、回転率の悪さです。
通常の飲食店はランチタイムとディナータイムの両方で売上を確保できますが、フードコートの場合は
昼のピークタイム(11時~14時)しかお客が来ず、夜の時間帯は閑散としているのです。
かつては週末の爆発的な集客で平日の赤字を補うことができましたが、昨今はライフスタイルの変化により、
土日でもフードコートが混雑しにくくなっています。その結果、売上が伸び悩み、撤退を決める店舗が増えているのです。
2.無料休憩所化が進み、飲食目的の客が減少
フードコートは本来、食事を楽しむための空間ですが、近年では「無料休憩所」としての利用が目立つように。
自由に座れるフードコートは高齢者にとって居心地が良い場所ですが、スーパーで購入した弁当や総菜を食べてる光景を
よく見ます。また、放課後や夜間は学生が集まり、大声でゲームをしたり、テーブルを占拠したりする光景が目立ちます。
マナーが悪いと感じる利用客も多く、敬遠される要因ともなっています。
3.物価高騰とテナント料の上昇による経営難
原材料費の高騰、人件費の増加、テナント料の上昇など、特に地方のショッピングモールでは人口減少の影響も大きく、
客足が伸び悩む中でコストだけが増え続けているのです。
今後の課題とは?
フードコートを短期契約型のシェアスペース型の導入で、小規模飲食店やキッチンカー事業者が気軽に出店できる環境や、
イートイン需要が減少する中、ウーバーイーツなどのデリバリーに対応する専門店を増やすなど、新たな施策が
必要ではないでしょうか。
https://mataiku.com/articles/newstopic-b01-2025030...
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