太陽フレアのピークが今年7月に到来!
企業も個人も備えておくべき最悪のシナリオ
太陽の表面で起きる爆発「太陽フレア」。
2025年は太陽の活動が最も活発化する極大期にあたり、太陽フレアが頻発し、通信障害が起きる恐れがある。
最悪の場合は、GPSによる位置情報がずれて、交通事故が発生したり、広範囲で停電が起きたりする
可能性があるという。
太陽フレアとは一言でいうと太陽の表面で起きる爆発である。爆発に伴い、レントゲン検査などに
利用されている「X線」などの放射線や電気を帯びたガス「プラズマ」を宇宙空間に放出する。
太陽が持っている磁気エネルギーが解放されることで発生する現象だ。
太陽から放出されるX線やプラズマは、地球の大気や磁場の効果により地表までは届かず、
通常は人体への直接的な影響はないと考えられている。しかし、地球を周回する人工衛星は異常をきたし、
GPSや通信などに影響が出る恐れがある。実際に、カナダ・ケベック州では1989年に巨大な太陽フレアが
原因でおよそ9時間にわたって停電が起こり、約600万人に影響が出た。2003年に観測史上最大の
太陽フレアが発生した際には、人工衛星に障害が起き、なかには搭載されていた装置やセンサが
故障して復旧しなかったものもある。
電気の使用量が増え、人工衛星の利活用が進んだ現代においては、暮らしやビジネスにもより大きな
被害が及ぶと懸念される。総務省は太陽フレアによる被害の「最悪シナリオ」を2022年に公開した。
これは100年に1回の頻度で発生する規模の太陽フレアの発生を想定して作成されたもの。
このシナリオによると、2週間にわたって断続的に停電が各地で発生する、GPSに最大で数十メートルの
誤差が生じて衝突事故が起きる、消防や救急への緊急通報がつながりにくくなる、全世界的に航空機の
運航見合わせや減便が多発するなど、社会インフラがマヒする可能性があると指摘されている。
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