新宿アルタ、45年の歴史に幕
「笑っていいとも!」を公開生放送
JR新宿駅東口の商業ビル「新宿アルタ」が28日、営業を終了し、45年の歴史に幕を下ろした。
待ち合わせ場所の定番だったほか、ビル内には2014年まで放送されていたフジテレビ系列の
人気テレビ番組「笑っていいとも!」の撮影スタジオがあり、公開生放送の場所としても知られていた。
この日、ビル外壁の大型スクリーン「アルタビジョン」には閉館を伝えるメッセージが流れ、
集まった人たちがスマートフォンで撮影していた。ビル内にはタレントのタモリさんや笑福亭鶴瓶さんらが
思い出をつづったポスターも張ってあった。
閉店セレモニーでは、新宿アルタの末広泰之店長が「閉店すると聞いて大変悔しい気持ちでいっぱいだったが、
無事に今日を迎えることができた。これで閉店となるが、皆さまの心の中でこれからも『いい友』でいさせて
いただければと心より願っている」とあいさつした。最後に「(営業を続ける)サンシャインシティアルタと
新宿東口にまた来てくれるかな」と呼びかけ、集まった人たちが「いいとも」と答えて締めくくった。
その後、従業員がお辞儀する中、シャッターが下りた。
新宿アルタは1980年にオープン。地下2階、地上7階建てで、ファッションや雑貨など約40店が入っていた。
運営する三越伊勢丹が24年3月、収益悪化などを理由に営業終了を発表していた。原宿の竹下通りにある
原宿アルタも28日に閉館した。新宿のビルを所有する「ダイビル:大阪市」は今後について「検討中」としている。
https://mainichi.jp/articles/20250228/k00/00m/020/...
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