去年1年間のスマートフォンの「ながら運転」による死亡・重傷事故が、自動車と自転車ともに過去最多となったことが
警察庁のまとめでわかりました。
警察庁によりますと去年の交通事故の死者数は2663人(前年比0.6%減 ※15人減)、重傷者は2万7285人(前年比1.
3%減 ※351人減)で前の年よりやや減少しました。
▼「ながら運転」過去最多
一方、スマートフォンを使いながら車などを運転するいわゆる「ながら運転」による死亡・重傷事故は自転車は28件、
自動車は136件でともに増加し、過去最多となりました。
警察庁が自転車と自動車の「ながら運転」の事故について2020年からの5年間を分析したところ、自転車は19歳以下が
全体のおよそ6割を占めていました。
また、自動車の事故では、20代・30代が5割を占めていたほか、死亡事故となる確率は通常の3・7倍に上がることがわか
りました。
「ながら運転」の事故では、通話よりも画面を見ながら運転していたケースがほとんどで、警察庁担当者は「注意力が散
漫となり危険な行為なので絶対にしないようにしていただきたい」と呼びかけています。
▼高齢者の事故が増加
このほか、交通事故の死者数のうち、65歳以上の死者は増えて1513人にのぼり全体のおよそ57%を占め、過去2番目
に高い割合となりました。
また、75歳以上の死亡事故も増加傾向で、このうち車両単独の事故がおよそ5割を占め、75歳未満の2・5倍であること
がわかりました。
警察庁によりますと75歳以上の単独死亡事故のうちおよそ15%はブレーキとアクセルの踏み間違いによるものだという
ことです。
▼飲酒運転の事故が増加
飲酒運転による自動車の死亡・重傷事故は435件で、このうち死亡事故は140件となり前の年から2割以上増えました。
飲酒した場合の交通事故では、通常と比べて死亡事故となる確率がおよそ7.6倍に上がるということです。
また、去年から自転車の酒気帯び運転が新たに罰則対象となりましたが、自転車の酒気帯び運転での死亡・重傷事故は42
件で、このうち22件が死亡事故でした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9612ba901cd89d1b3480e...
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