モデルナ10〜12月、1700億円赤字 コロナワクチン低迷
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【ニューヨーク=吉田圭織】米製薬モデルナが14日発表した2024年10〜12月期決算は、最終損益が11億2000万ドル（約1700億円）の赤字となった。前年同期は2億1700万ドルの黒字だった。新型コロナウイルスのワクチンの販売が落ち込み、2四半期ぶりに赤字に転じた。
10〜12月期の売上高は前年同期と比べ66%減の9億6600万ドルで、市場予想（9億4280万ドル）を上回った。
新型コロナワクチンの売り上げは9億2300万ドルだった。24年のワクチン承認の時期が23年に比べ早かったため、売り上げが前倒しされ10〜12月期分が減ったという。24年5月に承認が下りた呼吸器合胞体ウイルス（RSV）感染症向けワクチンは売上高が1500万ドルだった。
主力の新型コロナワクチンの需要が減る中、モデルナはコスト削減に急いでいる。ステファン・バンセル最高経営責任者（CEO）は14日の決算説明会で「23年に比べてコストを27%削減することに成功した」と述べた。「25年終わりまでにコストを10億ドル削減する。複数の新薬に対し、当局の承認が下りる見通しだ」と展望を説明した。
25年12月通期の売上高見通しは据え置いた。15億〜25億ドルの売上高を見込む。1月に新型コロナワクチンの需要減とRSVワクチンの普及の遅れを理由に、従来予想から10億ドル引き下げていた。
モデルナは収益の多角化に向け新薬の実用化を進める。27年末までに10種類の承認を得る目標だ。新製品には、新型コロナとインフルエンザの混合ワクチンやノロウイルスのワクチンに加え、がんワクチンが含まれる。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN14D5S0U5A210C2...
10〜12月期の売上高は前年同期と比べ66%減の9億6600万ドルで、市場予想（9億4280万ドル）を上回った。
新型コロナワクチンの売り上げは9億2300万ドルだった。24年のワクチン承認の時期が23年に比べ早かったため、売り上げが前倒しされ10〜12月期分が減ったという。24年5月に承認が下りた呼吸器合胞体ウイルス（RSV）感染症向けワクチンは売上高が1500万ドルだった。
主力の新型コロナワクチンの需要が減る中、モデルナはコスト削減に急いでいる。ステファン・バンセル最高経営責任者（CEO）は14日の決算説明会で「23年に比べてコストを27%削減することに成功した」と述べた。「25年終わりまでにコストを10億ドル削減する。複数の新薬に対し、当局の承認が下りる見通しだ」と展望を説明した。
25年12月通期の売上高見通しは据え置いた。15億〜25億ドルの売上高を見込む。1月に新型コロナワクチンの需要減とRSVワクチンの普及の遅れを理由に、従来予想から10億ドル引き下げていた。
モデルナは収益の多角化に向け新薬の実用化を進める。27年末までに10種類の承認を得る目標だ。新製品には、新型コロナとインフルエンザの混合ワクチンやノロウイルスのワクチンに加え、がんワクチンが含まれる。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN14D5S0U5A210C2...
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