>>11 遺伝だけでなく、「喫煙」「紫外線曝露」「たんぱく質不足」など、
様々な要因がヒトの老化速度を左右することには科学的エビデンスが
存在します。
喫煙の外見に関わる害のうちでは、特に大きな影響が出ると
言われているのが肌です。
喫煙者は若いうちからしわが出来る可能性が、非喫煙者に比べて
2~3倍にもなります。
タバコを吸うと血管が細くなり、そこを通る血液は酸素不足で
身体の隅々まで栄養が届かなくなります。
それだけでなく「喫煙動作」自体が、目や口の周りにしわが刻まれる
原因になると考えられています。
また、タバコのもつ数百種類の化学物資が身体に入ってくることで、
抵抗しようと活性酸素を大量に発生させてしまいます。
その活性酸素が細胞の酸化を招きコラーゲンの生成を低下させる為、
肌の弾力が失われ、しわやたるみが目立つようになります。
さらにタバコを吸うことで発生した活性酸素を除去するために、
大量のビタミンCが消費されます。
これによるビタミンCの欠乏によってもコラーゲンの生成が
阻害されてしまいます。
喫煙による早期老化は、紫外線曝露よりも深刻で、40歳になる頃には、
60歳の非喫煙者と同じだけのしわが出来てしまうケースもあります。
タバコは口臭や歯・歯肉の色素沈着の原因にもなります。
喫煙による外見の影響には「喫煙者の舌」があり、舌の上に見られる
白色の点や斑を特徴とします。
タバコの煙は歯肉の感染防御能力も低下させるため、喫煙者では
歯周炎(歯の周りの組織の炎症)のリスクが高まり、歯肉の腫れや
歯の喪失につながることがあります。
返信する