もともと、フジ・メディア・ホールディングスは、収入の7割をスポンサー収入等で稼ぐ放送メディア事業が占める一方、
営業利益の半分はサンケイビルの不動産事業で稼ぐという、非常に歪な事業構成でした。
とはいえ、キャッシュフローを支えていた放送メディア事業を回復させないことには、HD全体に悪影響が及んでくるのは避けられないでしょうね」
“人権軽視” という事態の大きさを考えれば、当然のことーー。ところが、「本来はもっとダメージを抑えられたはず」と語るのは、大手広告代理店関係者だ。
「通常、こうした不祥事が発覚した際に、広告代理店はメディア対策を含め、炎上が大きくならないように、あらゆる手を打つものです。
スポンサーは “飛び火” を警戒して広告を引きあげようとしますが、そこをなんとか説得するのも広告代理店の腕の見せどころ。
ところが、フジテレビの一件については、広告代理店がまったく動いていないんです。CMの出稿を次々と停止するスポンサーに対して
『どうぞどうぞ』という感じです。異常な事態ですよ」
なぜフジテレビは広告代理店に “見捨てられた” のか。
「ずばり、嫌われていたんですよ(笑)。われわれに対する態度のデカさや冷たさは、ほかの民放キー局と比べても異常なほどでした。
清水社長は自社の営業社員のことを “売り子” と呼んでいましたが、かつてはわれわれ広告代理店の人間のことも “売り子さん” と呼んでいました。
正直、この先テレビの広告枠が今まで以上に値上がりすることもないし、フジテレビを必死に守る必要はない。自業自得でしょう」
https://news.livedoor.com/article/detail/28062260...
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