マナー違反客の“破壊行為”でレトロミュージアムが閉館へ…
無念の館長「被害額は数百万円」「逆ギレ親に心が折れました…」
新潟県三島郡出雲崎町の「出雲崎レトロミュージアム」
昭和のレトロなおもちゃを数千点以上展示する同ミュージアムは、2023年12月に開館した。
それ以来、多くの来館者でにぎわったが、わずか1年で閉館することとなった。
一部の来館者によるマナー違反行為があったという。
詳しい経緯をミュージアム館長の中野賢一さんに聞いた。
開館当初はどんな客層を想定していたのでしょうか。
20代後半から40代のファミリー層がターゲットでした。家族で来てもらって、1970年代~80年代の
おもちゃでお父さんお母さんと一緒に遊んで楽しんでほしいと。
私が閉館を決めたきっかけとなったのは、親子連れのお客さんで、おもちゃの扱いがひどい方がいて。
私も注意しながら見ていたのですが、途中でお子さんがかんしゃくを起こし、おもちゃを手で
全部落としてしまったんです。私が注意をしたら、親御さんに「子どもが触れるような状態にしておくのが悪い」
と言われ、最後には退館されてしまった。子どもたちに楽しんでもらおうとやっているのに、
と心が折れてしまいました。
他のお客さんに壊されたものだと、展示品の中には実際にシートに座り、ハンドルを握って運転するような
おもちゃがあるのですが、レバーを壊してしまったり、シートをはがしてしまったり。そういうこともありました。
ミュージアムの入口にも「これを必ず読んでから入ってください」と注意書きを掲示しているのですが、
それを子どもに向けて復唱しながら入る親もいれば、読まないで入ってしまう方もいました。
被害額は何万円、何十万円ではなく、数百万円はいっているのではないかと思います。
今後のリニューアルオープンのご予定はありますか。
私はおもちゃよりも昭和の博物館を得意分野にしているので、大人向けの施設に変える予定です。
https://shueisha.online/articles/-/25299... 出雲崎レトロミュージアム https://retromuseum.co.jp/
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