コメ価格高騰で備蓄米放出へ 値下がりどれだけ?新米“奪い合い”過熱か
コメの価格高騰を受けて、農水大臣が備蓄米放出の可能性に初めて言及しました。
一部の消費者からは、対応が遅いと怒りの声も上がっています。
去年、「令和の米騒動」とまで言われた深刻なコメ不足。店頭からコメが消える現状が続出しました。
その後、新米が出荷され、状況は落ち着くかと思われましたが、価格の高騰は今も続いています。
江藤農水大臣「いつでも状況を見て食糧法の理念に則って“備蓄米の活用ができる”状況にしたいと。
政府備蓄米の買い戻しの条件付きの販売を可能とすることを食料部会で議論いただきたい」
政府備蓄米は、20万トンごとに5年分、およそ100万トンが用意されていて、災害時など
緊急の場合に放出される仕組みになっています。
コメの流通に詳しい専門家はこう指摘します。
宇都宮大学 小川真如助教「新米の奪い合い・集荷競争が大きく過熱して非常に価格が高くなっても、
各業者はコメを集めないといけないということで、この集荷競争の激化に歯止めがかかっていない」
スーパーイズミ 五味衛社長「ちょっと遅すぎると思いますね。うちも売る立場上、高くなりすぎている。
値段が例年の倍以上。それが1年以上続いているから早く何とかしてもらいたい」
政府がこのタイミングで「備蓄米放出」を検討した理由はどこにあるのでしょうか。
小川助教「もう国産米ではなく輸入米でいいんじゃないかと、国産米離れにつながるリスク。
消費者、生産者双方が不安を感じるコメの値上がりにつながる現在。
“備蓄米放出を検討”のカードを切ってきたタイミングだったと」
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/90001722...
返信する