『マナーの悪さは天下一品』駅の地下道で
"ルール無視の自転車"が次から次に...
押して通らず歩行者のそばを疾走
「あかんのはわかってるよ!」「押すと歩くでは時間差が」兵庫・尼崎市
兵庫県のJR尼崎駅。新快速が停車し大阪駅まで約5分、三ノ宮駅まで約16分と
利便性は関西屈指です。問題の「中川地下道」はこの駅の真下を通っています。
歩く人の横ギリギリを走り抜けたり、クネクネ運転で追い抜かしたり…。
スピードを出した自転車が次から次へと疾走していきます。
この中川地下道は全長約150m、JR尼崎駅の南側と北側を歩いて3分ほどで
移動できる便利な道です。大勢の人が行き交うため、原則、自転車は
降りて通らなければなりません。
地下道では、子どもの声でこんなアナウンスが流れています。
「おじいちゃん、おばあちゃん、事故にあわないように、自転車は押して歩いてね」
ところが…園児を自転車がすごいスピードで追い抜いていきました。
過去にはケガ人が出る自転車事故も起きています。
自転車に乗る人の主張「ついつい」「乗ってまうやん、しんどいとき」
こうした状況に市も手をこまねいていた訳ではありません。
対策として市は2016年8月、中川地下道から西に350mほどの場所に約80億円をかけて
新たな地下道をつくりました。こちらの地下道は歩行者用と自転車用に道が分かれていて、
自転車に乗ったまま通ることができます。しかし、新しい地下道を通る人は多くありません。
「向こうは通らへんから。家がこっちやから、ここをまっすぐ。向こうまでは行かない」
巨額をかけた対策でも解決できず、市もお手上げ状態です。
尼崎市・都市整備局 新田昭課長「「正直、いろいろ試行錯誤した末に、今に至っている
というところもあって。抜本的な方法っていうのがあれば、我々も非常にいいんですけども」
事故にもつながりかねない危険な自転車通行。急ぐ気持ちは分かりますが、一度立ち止まって
周りの迷惑を考える必要があるのではないでしょうか。
https://www.mbs.jp/news/feature/hunman/article/20...
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