捜査員が闇バイト募集に応じ架空の人物になりすまして接触、
「仮装身分捜査」導入を警察庁検討(12/05)
捜査員が架空の人物になりすまして闇バイト募集に応じ、犯罪組織に接触する
「仮装身分捜査」の導入が検討されていることが、政府関係者への取材でわかった。
警察当局は犯罪組織の内部に近づくため、架空の運転免許証などを示して、
実際に応募する捜査手法を検討。本人確認書類の偽造は一般的に公文書偽造
などの違法行為に当たるが、刑法は「法令または正当な業務による行為は、
罰しない」と規定している。警察庁は関係省庁とも協議し、違法性は阻却
されると判断したとみられる。
実際の捜査では、SNSの投稿に応じ、求められれば架空の本人確認書類を提示。
犯罪には加担しない前提で実行役の募集役らと接触し、事件の未然防止や
関係者の摘発につなげることを想定している。
国内では、違法薬物や銃器取引の捜査で、警察官が身分を明かさず組織と
接触する手法が限定的に行われてきたが、身元を積極的に偽る任意捜査の
導入は初めてになる。欧米の主要国では、重要な証拠収集の手段として行われている。
犯罪組織との接触は危険も伴うことから、警察庁が今後、課題を整理した上で
運用指針を策定し、来年の実施に向けて準備を進める。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20241205-OYT1T50100...
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