モラハラとどう違う?
「お前はおかしい」ガスライティングという支配の形を知ろう
ガスライティングとはネガティブな言葉を言い続けることによって、
自信をなくさせたり、自分自身を疑わせたりするように仕向け、
心理的に支配しようとする心理的虐待の一種だ。
よくある7つのガスライティングの手口とセリフ
1)否認:否認とは、責任転嫁する、嘘をつくなどして、自分の行動の責任を取らないことを指す。
明確な証拠があるときでさえ、「そんなことはやってない」「そんなこと言ってない」と
言ったセリフを口にすることもある。
2)聞こえないふり:ガスライターは相手の話を「そんなことは聞いていない」と言い張ったり、
「一体なんのこと?」ととぼけたりすることで、まるで相手の方が非論理的であり、
訳のわからないことを言っているかのように思わせることがある。
3)矮小化:ガスライターは、「感情的すぎる」「大袈裟だ」「ヒステリー」などと言って、
相手に自分の考えや望みは分不相応でやり過ぎだったと感じさせることがある。
4)価値を下げる:ガスライターは、「自分なら(ガスライターが賛同していないなんらかの組織、
政治団体など)が言うことは絶対に信じない」「読んだものをなんでも信じるなよ」などと言うことがある。
このテクニックを使って、教育機関や協会、企業、政府といった組織ぐるみで人を
コントロールしようとする「組織的ガスライティング」が行われるケースもある。
5)無効化:ガスライターは本当に起きたことであっても、「お前って記憶力が悪いもんな。真実は××だ」
「そうやってまた作り話をする」「君の記憶は当てにならない」などと、相手の記憶を無効にしよう
とすることがある。
6)ステレオタイプ化:ガスライターは「警察はお前のことなんか信じない。奴らはDVを通報してくる
女のことなんて信じるわけがないからな」「女は感情的だから」などと、人種や性別、年齢、職業などに
関する否定的な固定観念を利用し、ネガティブな情報を植え付けようとしてくることもある。
7)論点のすり替え:論点のすり替えは、ガスライターが悪事を働いた証拠をつけられた時に起こる。
「なんで今更そんなことを言うんだ?「」どうしてそんな文句を言うんだ? 俺のことなんて
どうでもいいくせに」など、論点をすり替えて、自分の悪事の責任を負わないのも、
ガスライターのよくある手口だ。
ガスライティングの被害から回復するためには、まずはガスライティングを受けている、
と認める必要がある。数々の依存症と同様に、「事実を認める」ことが回復への大きな一歩なのだ。
https://yogajournal.jp/2552...
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