https://news.yahoo.co.jp/articles/7a22795ed88f7c28427bd... 7月20日に発売された都立動物園・水族園オリジナルのクールタオルが、「デザイン不備」を理由に
1時間足らずで販売中止になった。イラストで描かれたペンギンの足が胴体から離れていることが原因だ。
多摩動物公園がX公式アカウントで発表したことを受けて、SNSでは「もったいない。欲しい」「資
源を無駄にしないで」といった声があがっている。
都立動物園を運営する東京動物園協会は、誤ったデザインのクールタオルは販売しないものの、廃棄
にはせず、活用していくと説明した。
●「ペンギンが一歩前に踏み出した様に見える」擁護の声が多数集まる
販売中止になったのは、上野動物園のパンダなど、都立動物園の人気者がデザインされた「クールタ
オル」(550円)。多摩動物公園がXで7月20日午前10時に発売をアナウンスしたが、「デザインに
不備が見つかった」としてすぐに販売中止した。
一目見ただけでは「不備」がどこにあるか簡単にはわからないが、どうやらペンギンの片足が体か
ら離れているのが不備にあたるようだ。
Xでは、「訳あり品で売ってもいいと思います! ある意味レアですよ」「ペンギンが一歩前に踏み
出した様に見えました。販売して欲しいと思います」「まったく不備には見えません。経費を無駄に
するよりもこのまま定価で販売して、一つでも多くおいしい野菜やお肉を買って動物たちにあげてほ
しいです」など、販売を継続することを求める声が相次いだ。
東京動物園協会は弁護士ドットコムニュースの取材に対して、デザインの不備は「いくつかあるペン
ギンのイラストのうちの一つから足が離れていること」と説明した。
クールタオルのメーカーが正しいデザインを印刷業者におくったところ、印刷の際に問題のデザイン
が出力されてしまったという。
各動物園や水族園の店頭に並んだあとになって不備が発覚し、協会の判断で販売を中止した。メーカ
ーは正しいデザインの商品を改めて納めるという。
東京動物園協会は「メーカーさんが悪いわけではなかったが、不備があれば中止せざるをえなかった」
と話している。
●「ありがたいですが、販売はしません」
また、東京動物園協会は、「廃棄するならもったいない」「買いたい」といった声が届いていること
に「ありがたい話です。廃棄はしません」と感謝を表す。
不備が見つかった商品は、職員が使用したり、災害時の備蓄品としたりするなど、使い方を検討して
いくが、現在のところ販売する考えはないとしている。
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