可燃や不燃では捨てられない大きな家具などの「粗大ごみ」。
しかし今“ある理由”で、粗大ごみを単なるごみとして廃棄しない自治体も増えています。粗大ごみを再生させて販売する
取り組みを取材しました。
■「本当に粗大ごみだったの?」掘り出し物に出会える再生家具
きれいに陳列されたたくさんの家具。リクライニング式のイスに、使い勝手のいい5段のチェストや三輪ベビーカー。じ
つはこれら全てが、もともとは粗大ごみ。豊田市は、粗大ごみを収集した後、処分せずこのお店で販売しているのです。そ
の名も「リユース工房」。
2014年から、市がNPOやシルバー人材センターに委託して運営されています。いまでは掘り出し物が手に入ると、市民か
らも好評です。
(リユース工房スタッフ・赤坂洋子さん)
「毎月250人とか、300人ぐらいの方が来てくださっている。(お客さんには)元々、粗大ごみだったということも驚か
れる。シルバーさんが気持ちよく使っていただけるように修繕しているので、そのことに皆さん結構驚かれる」
リユース工房では、単に使えるものだけを売るのではなく、少し壊れていてもスタッフが直してから販売しています。
(豊田市循環型社会推進課・松本昂也さん)
「シルバー人材センターの職人さんに、丁寧に手を入れて出品していただいているので、すごく状態がいいものが出せてい
るかと思う」
■金額は市民が決める入札方式!9年間で約1400万円の売り上げ
値段は市民に決めてもらう入札方式。希望金額を書いて箱に入れていき、決められた入札期間内で最高額を付けた人が落札
です。
このやり方を始めて9年間でおよそ5500点を販売。これまでの利益は実に1400万円に達していて、貴重な収入源となって
いる上、約80tものごみの削減につながっています。
2023年7月、年代物のレトロ家具を集めた入札会では落札金額が1万円以上の商品が続出し、1か月でおよそ22万円の売り
上げを得ました。
続く→
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3f84684da6b0f48dd385...
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