9/1(金) 18:27配信
出動した救急車が、患者の家から突然姿を消す事態が発生した。一体、何があったのだろうか。
熊本市でまさかの事件が起きたのは、8月31日午後2時過ぎのことだった。
「50代の女性がけがをしている」との119番通報を受け、熊本市西区のアパートに救急車が出動。
3人の隊員が女性の処置に当たった。
ところがその直後、隊員がアパートの駐車場に戻ると、止めていたはずの救急車が消えていたのだ。
通報を受け、現場に駆けつけた警察官は、救急車が盗まれた周辺を捜索。
すると、救急車が盗まれてからおよそ10分後、現場から500メートルほど離れた駐車場で、左前方が大破した
救急車が発見されたという。アパートの駐車場からおよそ500メートル離れた雑木林脇の駐車場で見つかった救急車。
わずか10分ほどの間に、左前方のドアがはがれ、内部がむき出しになるなど大きく破損していて、タイヤはパンクしていた。
警察は、近くを歩いていた職業不詳の上山清三容疑者(58)を窃盗の疑いで逮捕。
近所の住民「あまりにもパトカーとか消防とか来ましたからね。(男を取り囲んでいた?)そこ、そこにいましたね」
上山容疑者の呼気からは、基準値の5倍を超えるアルコールが検出された。女性は知人で、当時一緒に酒を飲んでいたとみられ、
消防に通報したのも上山容疑者とみられている。3人の救急隊員全員が車を離れた隙を狙った犯行。
救急車は当時、キーを付けたままエンジンがかかった状態で、鍵もかかっていなかったという。
一連の対応に問題はなかったのか?
救急車の運転経験がある元消防士・野村功次郎さん「(現場が)近場で空けてて、まさか
(救急車を)取る人はいないだろうと油断、油断が重なったところも出てしまったのかと」
熊本市消防局は、「迅速に搬送するためにエンジンをかけ、施錠しない対応をとることもある」として、
今回は“施錠しないケースに当てはまる”と説明している。
上山容疑者は調べに対し、「今は話したくない」と供述。なぜ自ら呼んだ救急車を盗んだのか?動機は謎だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3fe632970dca96bffe95d...
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