「家と学校以外の居場所がほしい」こども家庭庁が指針策定へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230517/k1001406978... 「家では幼いきょうだいたちの世話をしなくてはならず、落ち着かない」
「学校では場の空気を読んでしまい、個性を出しにくい」
子どもたちをめぐる問題が複雑化する中、学校や家庭以外で、いつでも安心して
過ごせる場所をつくる必要があるとして、こども家庭庁は検討会での議論を始めました。
こども家庭庁が昨年度、子どもや若者2036人を対象に行ったアンケート調査では、
特に中高生以上の世代で「家や学校以外の居場所がほしい」にもかかわらず、
そうした居場所が「ない」と回答する割合が高くなっています。
アンケートで、「家や学校以外に『ここに居たい』と感じる居場所がほしい」と
答えた人のうち、そうした居場所が「ある」と答えた人と、「ない」と答えた人を見ると…。
▽9歳まで 「ある」 80.7% 「ない」 19.3%
▽10~12歳 「ある」 81.7% 「ない」 18.3%
▽13~15歳 「ある」 73.3% 「ない」 26.7%
▽16~18歳 「ある」 73.1% 「ない」 26.9%
年齢が上がるほど「ない」と答えた人の割合が高くなっています。
居場所がないと答えた人に、どのような場所なら行ってみたいか複数回答で尋ねたところ
▽15歳以下では、「いつでも行きたい時にいける」
「好きなことをして自由に過ごせる」と回答した割合が50%前後と高い傾向にあり、
▽16歳以上では、その2つに加えて、「1人で過ごせたり、何もせずのんびりできる」
という回答の割合も約57%から64%と高くなりました。
学校や家庭以外に、安心して過ごせる「こどもの居場所」について、
こども家庭庁は17日、有識者による検討会での議論を始めました。
年内にも、居場所づくりについての指針を策定する方針です。
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