説明会の出席者によると、事業者側が市に提出した資料と、説明会の内容が違うことなどが問題視されていると言います。住民側がそのことを指摘すると、出席者が持参した資料を強引に取り上げ、「黙ってろー! 黙ってろ野次馬め!黙ってろ」と、住民たちを「野次馬」呼ばわり。
また、A氏を制止しようとする部下にさえも、怒りをあらわにし、腹部を殴打したのです。
その一週間後、5月14日に行われた説明会でも、会場に入りたいという女性に対して行く手を遮り、ロッカーのようなものを殴って威圧する様子が。
その現場にいた住民の女性は…
住民女性:
やっぱり近くで、ずっと怒鳴られていましたし、脅しの声がかなりきついんですよね。机をたたいたりとか、ペットボトルを振り上げて殴る真似をしたりとか、ずっと続いていました
エスカレートするA氏の行動 怒号や威圧 市議にけがも…
7月14日に行われた説明会では、当初落ち着いた様子で説明を行っていたものの、住民が「地主さんがいないと話にならない」と指摘すると、突如、怒りをあらわにします。
住民が記録していた音声には、大声で叫び始め、「俺の話を邪魔するな!」と何かをたたく音が残っていました。さらに、「痛い!痛い!」と叫ぶ男性の声が。
このとき何があったのか、「めざまし8」は、けがをしたという北杜市の市議に話を聞きました。
被害を受けたという 高見澤伸光 市議:
腕をがっとわしづかみにつかまれて、右腕で何度かこう振られたっていうんですかね。打撲と、あと神経麻痺障害っていうのになっていて。すぐに警察に被害届を出したんですけれども…
市議はA氏に腕をつかまれ、全治2週間のけがをしたといいます。
その日の説明会は、やむなく中断。住民が「説明会ですよね」と諭しても、A氏は「黙って聞いてろっていうんだよ!」と大声を出し、住民に対して威嚇するような行為を繰り返しました。
こうした住民説明会の問題を提起している、団体の代表は…
太陽光パネルの乱立から里山を守る北杜連絡会・坂 由花 代表:
少なくとも営農型の太陽光パネルに関しては、下で農業をするっていう前提で認められているものなので、本当に地域の農業の推進や発展につながるものであれば、悪いことではないとは思うんですね。
万が一、風でパネルが飛んでしまったり、飛散してしまったり、そういった事故が起きた時にいったい誰が責任をとるのかなど、説明会で丁寧に説明がされればまだいいんですけれど。
一切納得できる説明がされていない。そういったことも問題だと思っています
説明会を開いてきた、太陽光パネルの設置事業者を取材すると、今後の対応について「当該の男性は、説明会に出席しないようにしました。今後は北杜市と相談しながら、説明会を改めて開く予定です」と回答がありました。
(めざまし8 11月4日放送)
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