■お騒がせジェンダーフリー
沖縄・那覇空港の授乳室が男女共用であるとの指摘がネット上で拡散、物議を呼んでいる。
ホームページにも「男女兼用で使用することができます」との記載があり、ネットは混乱。
運用変更を求める声が相次いでいる。いったいなぜ、男女共用の授乳室を設置することになったのか。
那覇空港を管轄する那覇空港ビルディングに詳しい経緯を聞いた。
今月25日、参政党鳥取・島根選挙区の倉井克幸候補が、那覇空港内の授乳室についての疑問をSNS上に投稿。
投稿された写真には、授乳室の入口に記された「こちらの授乳室は男女共用です」「皆様のご理解をお願いいたします」という掲示と、
女性と男性がそれぞれ赤ちゃんを抱えているとみられるピクトグラムが収められている。
那覇空港のHPによると、授乳室は各階のトイレに併設されており、室内にはオムツ交換台、調乳器等が備えられている。
中には授乳専用個室もあり、「男女兼用で使用することができます」と記載されている。
投稿は3000件を超えるリポスト、1.8万件の“いいね”を集めるなど話題に。
「授乳室に男性は要らない」「理解不能です。授乳室とはお母さんが母乳を与えるのに配慮して作られた場所ではなかったのですか?」
「オムツ交換台、調乳器はパパが使ってもいいよね?」「男性が哺乳瓶であげるのなら、わざわざ授乳室に入る必要ない」
「哺乳瓶でミルクあげる専用なら男女共用でいいですけどねえ。通常の母乳もやる場所ならば女性専用でないとおかしいですね」
「授乳室って名称の変更してくれるといい」など、さまざまな反応が寄せられている。
那覇空港を管理する那覇空港ビルディングの担当者は、ENCOUNTの取材に「HPの記載は18か所ですが、一部工事中でして、現在の使用できる授乳室は17か所になります。
そのうち部屋の入口に鍵のついた女性専用の単独使用個室は4か所、授乳室内にある鍵付きのアコーディオンカーテンで仕切られた授乳専用個室が7か所、鍵のないカーテンのみの個室が6か所あります」と説明。
20数年前の授乳室設置当初はすべて女性専用としていたが、その後「男性は使えないのか」という声があり、増改築を重ねる中で現在の形になったという。
担当者は、これまでに利用者から特段の意見が寄せられたことはないとしつつ、「この度はお騒がせして申し訳ありません。
一部古いタイプで、授乳専用個室に鍵がないところもありますので、至急工事による鍵の設置を予定しております」と今後の対応を示している。
https://encount.press/archives/899655...
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