11月24日昼、東京都足立区梅島の国道で、白いセダンタイプの盗難車が暴走して2人が死亡し、9人が重軽傷を負った事故。
警視庁はこの車を盗んだ窃盗容疑で区内に住む男(37)を逮捕したが、男には精神疾患があり「刑事責任の有無を慎重に捜査している」として、男の実名などを公表していない。
母親によると、男は数年前から統合失調症を患っていたという。
◆「息子は優しい子です」
「それまでは父親の仕事を手伝っていたのですが、職場でいじめにあって、それからは無職のまま実家で暮らしていました。
息子は優しい子です。特に今まで、トラブルや問題などは起こしていません」
声を絞り出すようにそう語った母親。事故の原因については、こう吐露した。
「実は、11月21日に病院を変えたばかりで、11月23日の夜に飲んだ薬が新しい薬だったので、それが合わなかったのかもしれません。
意識が朦朧としていたんじゃないかと思うのですが、それは本人にしかわからない。
当日は本人も、しどろもどろの感じだったと思います。ただ事故当日の朝は、特に異変には気付きませんでした」
男は、展示車両を盗んだ自動車販売店にはこれまで複数回訪れていたと報じられている。
母親は「あとで買うつもりだったんじゃないですか、車が好きで行ったんだと思います」と話した。
「やっぱり最近薬を変えたのが影響していたのかなと……。とにかく私たちも気が動転していて、すみません。
遺族の方には、本当に申し訳ないです」
男は運転免許証を取得していたと報じられているものの、母親によると、医師からは運転を止められていたのだという。
SNSなどでは「精神疾患がある人から免許を取り上げろ」といった差別的な意見も散見されているが、警察庁は持病などをもつ運転者については、
「一定の病気などに係る運転免許関係事務に関する運用上の留意事項について」という通達に基づき運用している。
https://www.news-postseven.com/archives/20251127_2078218.html...
返信する