https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250228/k1001473596... アメリカのトランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領がホワイトハウスで会談し、激しい口論となりました。
ホワイトハウスは、当初予定していた鉱物資源の権益をめぐる合意文書への署名には至らなかったと発表しました。
トランプ大統領は2月28日、日本時間の3月1日午前1時半ごろからホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領と会談しました。
会談の冒頭では、トランプ大統領は、両政府がこれまで協議を進めてきたウクライナ国内の鉱物資源の権益をめぐり、一緒に昼食をとったあと、合意文書に署名すると説明していました。
ただ、ゼレンスキー大統領がアメリカの外交姿勢を疑問視する発言をしたのをきっかけに、報道陣を前に双方が激しい口論となりました。
このなかで、トランプ大統領は「あなたは数百万人の命を使って賭けをしている。第3次世界大戦をめぐって賭けをしている。あなたがしていることは、この国に対し非常に敬意を欠くことだ」と強い口調でゼレンスキー大統領を非難しました。
その後、会談後に当初予定していたホワイトハウスでの共同記者会見は中止になり、ホワイトハウスの報道担当者は鉱物資源の権益をめぐって合意文書への署名には至らなかったと発表しました。
ゼレンスキー大統領との会談のあとトランプ大統領はSNSに「彼はアメリカの重要な大統領執務室でアメリカへの敬意を欠いた。平和の準備ができたら戻って来ることができる」と投稿しました。
【詳しく】会談での2人の発言は
トランプ大統領は2月28日、日本時間の3月1日午前1時20分ごろ、ホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領を出迎えました。
両首脳は握手を交わしたあと、ホワイトハウスの建物の中に入りました。
●トランプ大統領 冒頭 “戦闘の停止を試み 実現させる”
トランプ大統領は会談の冒頭「ロシアとは非常によい議論ができた。プーチン大統領と話した。ゼレンスキー大統領もプーチン大統領も望んでいるように、(戦闘の)停止を試み、実現させるつもりだ。交渉の必要はあるが、その枠組みについてはすでに動き始めていて、何かが起きる可能性はあると思う」と述べ、仲介に前向きな考えを示しました。
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