1960年代を代表するフォーク・トリオ、ピーター・ポール&マリーのメンバーで、「パフ(Puff the Magic Dragon)」の作者であり、14歳の少女への性的虐待で有罪判決を受けた後、大統領恩赦を受けたピーター・ヤーロウが亡くなった。享年86歳だった。
米ニューヨーク・タイムズ紙によると、ヤローは1月7日にマンハッタンのアッパー・ウエスト・サイドの自宅で亡くなった。
彼の広報担当ケン・サンシャインによると、死因は膀胱がんで、ヤローは過去4年間、闘病生活を送っていました。
ピーター・ヤロー、マリー・トラヴァース、ポール・ストゥーキーの3人からなるピーター・ポール&マリーは、3人のハーモニーと政治的なメッセージを訴えるスタイルで1960年代に活躍。
「天使のハンマー(If I had a Hamme)」、「レモンツリー(Lemon Tree)」、「花はどこへ行った(Where Have All the Flowers Gone?)」、
「パフ(Puff the Magic Dragon)」など次々とヒット曲を出し、全世界にフォーク・ソング・ブームを巻き起こし、モダン・フォーク界に金字塔を打ち立てた。
商業的にも成功し、1962年のセルフタイトルのデビューアルバムは200万枚以上を売り上げチャート1位に輝いた。
ボブ・ディランが作詞作曲した「風に吹かれて(Blowin' in the Wind)」も有名で、3人は1963年のワシントン大行進でこの曲を演奏した。
ピーター・ポール&マリーは1970年に解散。3人はそれぞれソロ活動を行ったが、しばしば再結成してコンサートを行った。
2004年にトラヴァースが白血病と診断され、2009年9月に亡くなった。
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ピーター、ポール、マリーのいずれも、キリスト教圏であるアメリカでは多いファーストネームであるとはいえ、
キリスト教でも特に知られた聖人3名、ペトロ(ペテロ)、パウロ、マリアに由来する名をグループ名にしているのは、特にポール(本名ノエル・ポール・ストゥーキーの「ノエル」はクリスマスの意味)がキリスト教信仰の活動をしているだけに意味深いものがある。
https://nme-jp.com/news/151207... ↓↓↓最も右がピーター・ヤロウ
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