フェイルセーフ。
多くの人命にかかわる場合は特に
「事故は必ず起きる」ことを前提としてシステムは構築される
(韓国の空港がこれを踏まえて設計されていたのかは知らん)
空港であれば、胴体着陸やオーバーランが「必ず起きる」ことを前提として
オーバーラン時に、
●空港外への飛び出しによる周辺被害を防止する(丘を設ける)
●空港外へ飛び出させて事故機の生存率を上げる(丘を設けない)
のどちらをセーフと考えたか
まあ、あれだけ頑丈な丘が現にあるんだから前者なんだろう
そして今回の事故では、丘の向こうに370mもの空き地が広がっていた
とはいえ丘の百数十m先には公道が通っていたことから
公道の車を巻き添えにしないために
オーバーラン機を破壊する丘を設けていたのであれば
これはこれでフェイルセーフの筋が通る
ただ、そういう目的であの丘を設けていたのであれば、
オーバーラン必至の胴体着陸を試みようとする航空機に
管制は丘に激突する方向からの着陸は指示も許可しないはず
でも実際は、事故機はあの方向から胴体着陸を試みてああなった
・管制はオーバーラン機止めの丘のことを知っていたのか?
・管制はあの方向からの着陸は危険であることを事故機に伝えていたのか?
気になるのはこの二点
逆方向から着陸してればオーバーラン機止めの丘なんてなく
空港拡張のための広大な工事区域で減速できたはずだから
(現場作業員や工事車両に避難指示を出す時間的余裕があったかどうかは知らんが、少なくとも公道ではないので空港側でコントロールはできる)
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