独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)がドイツにある「少なくとも」三つの工場を閉鎖して数万人の従業員を解雇し、残りの国内工場を縮小する計画であることが分かった。同社の従業員団体が28日、明らかにした。
国内工場の閉鎖はフォルクスワーゲンの87年の歴史の中で初めてのことであり、ドイツ最大の製造業者である同社が直面する課題を浮き彫りにしている。国内の労働組合はすでにこの計画に反発。今後数週間以内にストライキが実施される可能性がある。同社はドイツ国内で29万5000人を雇用している。
コスト削減と事業再編の計画をめぐり、数週間にわたる労働組合との交渉は行き詰まっている。
ストライキは労働組合とフォルクスワーゲンとの協定に基づき、12月1日からのみ実施できる。ドイツで最も有力な労働組合IGメタルはCNNに対し、「数万人」の従業員が「経営陣への不満を表明する用意がある」と語った。
同社の従業員を代表し、取締役会の半数を握る労働評議会は28日、全従業員の給与の10%削減を含む計画は予想よりも大幅で「歴史的規模」だと述べた。
自動車メーカー世界大手のフォルクスワーゲンは、同グループが中国での競争激化とその他の地域での販売低迷に直面しているため、抜本的な見直しが必要だと警告してきた。幹部らによると、同社の欧州での自動車販売台数は新型コロナのパンデミック(世界的大流行)前の水準と比べて年間50万台減少している。これは自動車工場約二つ分に相当するという。
同社は28日、声明で、状況は深刻であり、包括的な措置を講じなければ将来に向けた重要な投資が行えなくなると説明。ドイツ工場の生産性が十分ではなく、工場のコストが同社の予算を50%上回っており、各工場のコストが競合他社の2倍になっている…以下ソース
https://www.cnn.co.jp/business/35225443.htm... 中国が自国で年3000万台の自動車を生産するようになり(うち1000万台が新エネ車)、
自動車輸出に至っては、2021年で前年比倍増の204万台、2022年は1.6倍増の322.2万台、2023年も1.6倍増の503.4万台と倍々ゲームの伸びを記録、2023年には世界一だった日本をも抜き去った
これまでも様々な製造業が中国製品の台頭で縮小を余儀なくされてきたが
遅れ及ばせながらついに自動車製造業にまで…という暗い時代の到来を告げるニュース
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