事の発端は、鈴木氏が10月21日にX(旧ツイッター)に投稿したツイートにはじまる。
「現在、コンビニ大手・セブンイレブンから『極太麺!コク旨醤油の油そば』という商品が発売されています。
鈴木氏はこの商品の説明文に《下からガッツリまぜてお召し上がりください》との記載があったことを指摘。
そして自身のXで《俺の持ちネタ「下からガッツリまぜる」を使うなら俺の商品を出してくださいよ~‼》と綴ったのです」(ウェブメディアライター)(一部略)
◆「下からガッツリまぜる」を商標登録している
たしかに、「下からガッツリまぜる」という文言は鈴木氏によって、商標登録の第43類(飲食物の提供)に登録されている。
しかし、今回指摘のあった商品は弁当であり、弁当は商標登録の第30類に分類されるため、鈴木氏が登録している第43類の商標登録の効力は通用しない。
これについて鈴木氏は次のように語る。
「商標登録が通用しないことはもちろん理解していました。
ですから僕は、今回の件について自ら商標登録の話にはいっさい触れていません。
今回の投稿の狙いは1つ。セブンイレブンさんに認知していただくことでした。それには僕の夢が関係しています」
そもそも、“下からガッツリまぜる”という文言には鈴木氏の並々ならぬ思いがあるようだ。
「この表現は、7年前にお店を創業した時からずっと、お客様に商品を提供する際に使っています。
“下からガッツリまぜる”という創業当時からのキャッチフレーズを常に大事にしながら経営をしてます。
それを続けることで、ある時からその言葉はブランドになると考えているからです」
「お客様から、“もしかしてセブンイレブンのまぜそばを監修しましたか?”というDMをいただいたんです。
そして、セブンイレブンへ行くと例の油そばがありました。
この商品を見て、以前からの目標である事に近づく大きなチャンスだと思ったんです。
世間が、“下からガッツリまぜる”という表現を、僕が経営するラーメン店である『鈴の木』のものと認識してれば、投稿が話題を呼ぶのではと。
そして、セブンイレブンの広報または商品開発の目に止まり、『鈴の木』を知ってもらうチャンスだと思いました。
ですから、今回の投稿は、セブンイレブンさんを批判するためではなく、認知してもらいたいとの狙いがあったんです」
◆セブンイレブンに“説明文”を問い合わせると
今回、油そばの説明文に《下からガッツリ混ぜて》を使った理由について、セブンイレブンに問い合わせたところ、
《商品をより美味しくお召し上がりいただくため、お客様へのご説明として、一般的なわかりやすい表現としてパッケージに記載させていただいております》
との回答があった。
鈴木氏の《下からガッツリ混ぜる》は憧れのセブンイレブンにも“一般的な表現″として認識されているようだ。
今回の一件は、鈴木氏の夢を実現させる第一歩となるのだろうか――。
https://www.jprime.jp/articles/-/3399...
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