「私にも2000万円ください」というワードが25日、インターネット上のトレンドワードになった。
自民党派閥裏金事件を受けて公認されず、無所属で衆院選(27日投開票)を戦っている前職候補に対し、党本部が「活動費」として、
正式な公認候補と同額の2000万円を振り込んでいたことが発覚し、有権者の怒りの裏返しでもある。
この問題は23日付の共産党の機関誌「しんぶん赤旗」が報道。一方、石破茂首相は街頭演説で「公認していない候補者に金を払うようなことはございません。
この厳しい中、なんとか自民党の公約や政策を分かってもらいたいという思いで政党支部に出している。
非公認候補に出しているのではございません」などと主張。
自民党も候補者陣営に、2000万円は「支部活動の活発化や党勢拡大のため」とし「公認/非公認とは無関係」
「『裏公認』『偽装公認』という指摘は一切当たらない」などと主張した内容の文書を発出し火消しに躍起になっている。
一方、非公認の1人、萩生田光一元政調会長が「正直言ってありがた迷惑」と動画で主張するなど、非公認候補の間でも困惑や、振り込んだ党本部側への批判が出る事態となっている。
SNSでは「#私にも2000万円ください」とハッシュタグ付きで、このワードが拡散。
「国民全員非公認なので自民党は国民全員に2000万振り込んでください」「ありがた迷惑じゃないので振り込んでください(笑)シングルマザーで、なんでもかんでも値上げで困ってます」
「所属していなくても、非公認でも貰えると聞いて」「非公認です! 選挙には使いません! 車と家のローンがあるんです」
「よく考えたら私も非公認」など、非公認であっても2000万円が振り込まれてしまうという自民党の不可解な対応を皮肉った内容のコメントが相次いでいる。
「投票日2日前に、破壊力抜群のタグがきましたー!」「この問題が明るみに出れば、相当ヤバいと思わなかったんですかね」など、
投開票日まで残りわずかのタイミングで浮上した自民党の対応に、有権者の怒りの声が寄せられる形にもなっている。
与党過半数割れの可能性も指摘されている自民党にとって、選挙戦最終盤に新たな打撃となりつつある。
https://www.nikkansports.com/m/general/nikkan/news/20241025...
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