石破茂首相が靖国神社に「真榊」と呼ばれる供物を奉納したことを受け、韓国外務省報道官は17日、論評で「深い失望と遺憾」を表明し
「新内閣の責任ある指導者らが歴史を直視し、謙虚な省察と真の反省を行動で示すよう」要求した。
論評は、靖国神社は「侵略戦争を美化し戦争犯罪者を合祀」していると批判。
政治指導者らの反省が「信頼に基づく未来志向的な韓日関係の重要な土台」になると指摘した。
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■「韓国が納得まで謝罪」石破氏の歴史観と国家観
韓国で石破氏は(韓国にとっての)ハト派と思われているふしがある。
地方創生担当相当時インタビューに応じ、慰安婦問題に関して「日本は韓国の納得を得るまで謝罪し続けるしかない」と述べたとする記事が東亜日報電子版に掲載されたことを
産経新聞が報じ、波紋を呼んだ。(2017年5月24日)
韓国語のオリジナル記事の全文を和訳して内容を確認したい。
まず、問題の「謝罪発言」だが、これは産経が伝えるように、平成27年の日韓合意に関するものでは必ずしもなく、改憲や靖国問題について持論を語る中で、
「慰安婦問題全般」に関して語られたものであることがわかる。これが問題の個所である。
◇ ◇ ◇
――慰安婦問題などで韓日関係が難しくなっていることについては、どうお考えでしょうか。
「本当に難しい問題です。慰安婦問題について日本にも多くの意見がありますが、人間の尊厳、特に女性の尊厳を侵害したという点において、あってはならないことであり、謝罪すべきです。
ただ、何度も歴代首相、日王まで謝罪の意を明らかにしても、韓国で受け入れられていないことについては不満も大きい。
それでも、納得を得られるまでずっと謝罪するしかないでしょう。」
◇ ◇ ◇
産経新聞の取材に対し、石破氏は、「『謝罪』という言葉は一切使っていない。『お互いが納得するまで努力を続けるべきだ』と話した」と述べ、記事の内容を否定したが、抗議はしない意向だという。
不可解な回答である。「ずっと謝罪するしかない」と「努力を続けるべきだ」では全く意味が異なる。
まして、「ずっと謝罪するしかない」は記事のタイトルにまでなっているのである。もし誤報ならば、即座に抗議すべきではないのか?
念のため、石破事務所に再確認の電話取材をしたところ、以下の返答を得た。
○翌日の産経新聞のインタビューに答えているのが総てである
○今後とも反論・訂正などはしない
○韓国の新聞なので翻訳・通訳による間違いがある
○謝罪に関しては発言していない。産経に書かれた通りだ
○ネット等で叩かれていてもこれ以上何もしない
やはり、誤報だが、それを是正する処置は一切取らない、というのだ。
是正措置を取らないのなら、「本当にそのように発言した」と受け取られても仕方がない。
https://www.sankei.com/article/20241017-JKNCD4NZ6NOLJ...
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