50年以上もの歴史を誇る日本の新聞が休刊することについて、韓国が反応を示している。
産経新聞社は10月1日、同社発行の夕刊紙『夕刊フジ』について来年1月31日発行(2月1日付)をもって、電子版を含めて休刊すると発表した。
1969年にタブロイドサイズの夕刊紙として創刊された歴史ある新聞が幕を閉じることになる。
そんな日本のニュースに韓国が反応した。
報じる韓国メディアの見出しには「『韓国観光客は安物ばかり探す』日本の新聞、“嫌韓”を連発した末に」(『ニューシス』)、
「『韓国の嘘を暴露』嫌韓を浴びせた日本の新聞…休刊する理由は」(『韓国経済』)など、「嫌韓」という文字が加えられた。
「『安物ばかり探す韓国人』嫌韓を浴びせた日本の新聞、売れないと言っていたが結局」と見出しを打った『ソウル新聞』は、『夕刊フジ』について
「日本の右傾化の雰囲気に合わせて韓国を非難する嫌韓記事を大量に発信してきた代表的なメディアの一つであり、本社である産経新聞よりもさらに極端な嫌韓記事を掲載してきた」と紹介。
前出の『韓国経済』も「日韓関係が悪化していた2010年代中後半から2020年代初頭にかけては、『韓国との断交』や『韓国の嘘を暴露』といった
刺激的な見出しがついた新聞や宣伝ポスターを人が集まる場所に集中的に配置することもしていた」と指摘した。
韓国において『夕刊フジ』は、嫌韓を象徴する新聞というイメージだったわけだ。
実際に、パリ五輪の際も『夕刊フジ』の記事が韓国で注目を浴びた。
ジャーナリストの室谷克実による「パリ五輪は“沈みゆく韓国”の象徴 もはや“スポーツ強国”とは言えない “ニッチ種目”だけの出場、国中が意気消沈」というタイトルのコラムだった。
そのコラムで室谷克実は「(韓国の)選手団は東京五輪時のほぼ6割、出場権を得た団体球技は女子ハンドボールだけ。
韓国にとってパリ五輪は“沈韓”(沈みゆく韓国)の象徴だ」と書き、「韓国五輪組織委員会は、金メダルの獲得目標を5個としている。テコンドー、アーチェリー、フェンシング…言うならば“ニッチ種目”だけで、もっと取れるのではないか。
少なめに言っておいて『勝った、勝った』のムードを盛り上げる作戦なのだろう」と主張した。
そんなコラムに韓国側は敏感に反応。特に誠信(ソンシン)女子大学校のソ・ギョンドク教授は「室谷は何度も嫌韓発言や寄稿を行ってきた“嫌韓商売人”」とし、
「今回のコラムも日本の極右の現在の水準を如実に見せてくれるだけ」と批判したりした。
『夕刊フジ』休刊のニュースに触れた韓国のオンラインユーザーらは「良くやった」
「このまま他の嫌韓メディアも滅んだという嬉しいニュースを聞きたい」「悪党どもの末路はこんなものだ」
「嫌韓だから売れないのではなくて、売れないから嫌韓をして関心を集めようとしたのだろう」といった反応を示した。
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