日本の「卵かけご飯」に関する韓国メディアの記事が局所的な注目を集めている。
それは『アジア経済』の「日曜日・日文化」という連載で(日は日本の意味)、9月29日に公開された
「カンジャンケランパプには生卵が日本国のルール? なぜ日本は生卵に本気なのか」というタイトルの記事だ。
カンジャンケランパプとは、直訳すれば「醤油卵ご飯」となる韓国料理で、韓国版の卵かけご飯だ。日本との違いは、たまごを焼くこと。
半熟の目玉焼きを白いご飯に乗せて、醤油をかけて食べる。日本の感覚では「目玉焼きご飯」といえる。
前述した記事では、韓国のカンジャンケランパプと日本の卵かけご飯の違いについて触れ、「なぜ日本は目玉焼きではなく生卵を乗せて食べるようになったのか」と解説していく。
■卵は食用でなかった日本
「もともと日本に鶏(にわとり)が伝わったのは紀元前100年頃、朝鮮半島からだった。
しかし当時の日本は仏教を信仰していたため、肉食が禁止されており、鶏も食用ではなく、卵も特に食用とは見なされていなかった」
「日本で卵を食べることが一般化したのは、17世紀の江戸時代から。江戸時代初期には、韓国と同じように卵を売り歩く卵売りもいたそうだ。
当時から卵は栄養価の高い完全食品と認識されており、非常に貴重だったため、毎日食べるものではなく、栄養補給のための特別な食品として扱われていた。
江戸時代後期の料理書には、栄養食として卵かけご飯のレシピが記録されている」
「生卵を乗せたご飯は、明治時代から始まったと言われている。日本でこの生卵ご飯を初めて考案したのは、岸田吟香という人物だ。
彼は、日本の新聞広告に新たな道を開いたといわれる記者であり、事業家でもあった。
彼は朝食に必ず生卵を乗せたご飯を注文し、それを食べていたそうで、周囲にも勧め始めたといわれる」
日本における卵と卵かけご飯の歴史を詳しく解説し、昭和時代に卵の生産量が大幅に増加し、家庭でも多くの卵を食べられるようになり、
今では卵かけご飯専用の卵や醤油まで販売されていると紹介している。(以下略)
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