■「日本は性進国」のイメージが
「(日本)列島の少女たち」というキャッチフレーズを掲げ、韓国で“遠征性売買”をしていた日本人女性80人余りの事件を覚えているだろうか。
今年5月、「列島の少女たち」という名前で組織的に性売買を行っていた日本人女性たちが警察に逮捕された。
彼女たちは2023年11月から今年5月にかけて、主にソウル江南(カンナム)や京畿道・盆唐(プンダン)で活動し、最大155万ウォン(約16万8000円)の料金を受け取っていた。
違法撮影などの追加オプションを加え、1回あたり最高200万ウォン(約21万8000円)を受け取った女性もいたとされた。
日本人女性が韓国で組織的に性売買をして摘発されたのは、今回が初めてで、日韓両国に衝撃を与えた。
■「列島の少女たち」は今も健在か
6月には検察が日本人女性の性売買をあっせんした容疑で、韓国人男性の首謀者A氏と管理者B氏を逮捕・起訴したと発表した。
検察は、性売買業者の共犯者に対する調査やノートパソコンのフォレンジック結果の分析など、綿密な補完捜査を通じて、
A氏とB氏が日本人女性80人以上を韓国に入国させ、性売買をあっせんしていた事実を確認。入国した日本人女性のなかにはAV女優も含まれており、
1回あたり130万ウォン(約14万1000円)から250万ウォン(約27万2000円)の性売買代金を受け取っていたことが調査された。
検察は、A氏とB氏が性売買業を運営しながら得た3億ウォン(約3270万円)相当の犯罪収益を回収するため、被告人が保有する賃貸保証金や車両などの財産に対し、没収および追徴保全の措置を取った。
組織の首謀者や管理者が逮捕・起訴されたことで一件落着と思われたが、現在も「列島の少女たち」は韓国に存在しているという。
韓国メディア『文化日報』によると、現在も「列島の少女たち」と同様の業者が続々と出現しており、釜山(プサン)、浦項(ポハン)、済州(チェジュ)など全国各地で営業している。
実際にメディア側が業者に連絡してみると「100%純血の日本人であり、専門エージェントが現地で厳選して連れてきた」との説明が返ってきたという。
日本人女性については「韓国語パッチ完了(上手)」「苦労して連れてきた子たちなので丁寧に扱ってください」といった広告が出されており、料金も1時間あたり最大50万ウォン(約5万4000円)などと表示されていたそうだ。
日本人女性が韓国で“遠征性売買”する背景として、同メディアは「円安現象と韓流」を挙げた。
相対的にウォンの価値が上がったことで、韓国旅行をしながら小遣い稼ぎをする「観光性売買」が日本で流行しているという見解だ。
その分析が正しければ、本家の「列島の少女たち」は逮捕されても問題解決にはまったく向かわず、むしろ日本人女性による韓国での“遠征性売買”事件が再び発生する可能性が高いといえそうだ。
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