非常に強い台風10号は、鹿児島県の種子島・屋久島地方などを暴風域に巻き込みながら北へ進んでいて、気象庁は奄美地方を除く鹿児島県に暴風と波浪の特別警報を、鹿児島県薩摩地方に高潮の特別警報を発表しました。
屋久島では線状降水帯が発生するなど九州南部を中心に雨や風が強まっていて、暴風や高波、高潮、それに大雨にも厳重な警戒が必要です。
周囲を確認しづらい夜間に災害の危険度が急激に高くなるおそれがあり、今夜は頑丈な建物で安全を確保して過ごすようにして下さい。
●非常に強い勢力で鹿児島へ
台風は29日にかけて、非常に強い勢力のまま九州へと近づき、その後、上陸するおそれがあります。
気象庁は28日午後、奄美地方を除く鹿児島県に暴風と波浪の特別警報を、鹿児島県の薩摩地方に高潮の特別警報を発表しました。
一部の住宅が倒壊するような猛烈な風や高潮、高波による広い範囲の浸水といった数十年に一度しかないような大規模な災害の発生が予想され、最大級の警戒が必要です。
【大雨の見通し・記録的な大雨おそれ】
また、九州南部と奄美地方を中心に記録的な大雨となるおそれがあり、気象庁は鹿児島県と宮崎県では今後、大雨の特別警報の可能性もあるとして、厳重な警戒を呼びかけています。
また台風から離れた東日本や西日本でも大雨となる見込みです。
▽奄美地方を含む鹿児島県や宮崎県、九州北部と山口県、それに徳島県、愛媛県、高知県では29日にかけて線状降水帯が発生し、災害発生の危険度が急激に高まるおそれがあります。
気象庁は鹿児島県と宮崎県では大雨による土砂災害、低い土地の浸水、川の氾濫のおそれがあるとして厳重な警戒を呼びかけています。
【 “過去最強クラス”の可能性 今夜は頑丈な建物や建物の高い階へ】
また、落雷や竜巻などの突風にも十分注意が必要です。
今回の台風は専門家が「過去最強クラス」の可能性があると指摘するほど非常に強い勢力で接近するため、風や雨が急激に強まって災害の危険度が高まるほか、台風から離れた場所でも暖かく湿った空気の影響で大雨のおそれがあります。
これから夜の時間帯を迎え、道路や川など周囲の状況を確認するのが難しくなります。
周囲の状況が悪化しても避難場所までの移動が危険な場合があるため、28日は近くの頑丈な建物や建物の高い階で崖や斜面と反対側の部屋に移動するなどして安全を確保して下さい。
政府 「特定災害対策本部」を設置 早めの避難呼びかける
気象庁「暴風が吹き始める前に避難することが重要」
「同じ場所で長時間大雨に 最大級の警戒を」
国土交通省「今のうちにハザードマップの確認を」
土砂災害の専門家「最高レベルの警戒を」
避難行動に詳しい専門家「台風から離れた場所でもリスクあり」
全文はNHKソース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240828/k1001456178...
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