「旧統一教会の痕跡を消し去れ!」 ロゴの消去を強要…外務省の「証拠隠滅」裏工作が発覚 “アフリカODA”を巡って【独自】
8/20(火) 11:42配信
【前略】
アフリカ大陸西端の国、セネガル。2023年4月、日本から約1万4000キロも離れた同国のダカール州に、外務省国際協力局のある課長はわざわざ足を運んでいた。目的は、現地にある女性のための職業訓練校「JAMOO2」(「JAMOO」は現地のウォロフ語で“平和をもたらす”、「2」は2号校の意)を訪れることだった。だが、外務省課長は「視察」のために同校に行ったわけではない。彼の任務は「証拠隠滅」だった。
同校の校長を務める女性、ベロニク・ディオプ氏が、その時の様子を証言する。
「日本政府の人は高圧的な態度で、『野党と世論をなだめるため、とにかく“痕跡”をすべて消さなければいけない』と要求してきました。この学校を失ってしまうかもしれないと恐怖を感じた私は従うしかありませんでした」
実際、外務省課長はディオプ氏に、JAMOO2の校舎の外壁や看板など、いたるところに掲げられていた「ロゴ」をひとつ残らず消すように命じた。それだけではなく、同校を全く別の学校へと衣替えさせるかのように、電話番号やメールアドレスも変更するよう要求したのだ。外務省課長が「抹消」にこだわったロゴ、それは世界平和女性連合(以下、女性連合)、すなわち旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の関連団体のものだった。旧統一教会のあり様が問題視されていたとはいえ、他国の学校のロゴに、外務省課長はなぜこれほど過敏になる必要があったのだろうか。
「証拠隠滅」を強要
実は、JAMOO2は日本の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」というODA(政府開発援助)によって建設されていた。それゆえ政府は、国会の場で日本共産党の議員から、女性連合のロゴが掲げられているような学校に「国民の血税(ODA)が使われたことは極めて重大な問題だ」と追及されていた。しかも、JAMOO2にODA供与の承認をした当時の外務大臣は、現首相の岸田氏だった。外務省として、ODA供与の判断が誤っていたとは、口が裂けても認めることができない。
実際問題、JAMOO2を設立したのはディオプ氏が個人で立ち上げたNGO団体である。書類上は一民間組織による学校なのだ。ただし、校長であるディオプ氏は現地の女性連合の副会長でもあった。そのため、JAMOO2には女性連合のロゴが掲げられたりしていたわけだ。このままでは、ロゴなどを理由に岸田首相を責め立てる日本共産党の“攻撃”はやまない。一体どうすれば……。
そこで、外務省は驚くべき“奇策”を編み出す。JAMOO2から女性連合のロゴなどを消し去ってしまえばよいではないか、と。
「いま、JAMOO2に女性連合のロゴってあります? ないんじゃないですか? そうであれば、女性連合とは関係ないでしょう」
このようなロジックを組み立て、それを実践したのだ。つまり、外務省はディオプ氏に、女性連合とは関係ないことをアピールさせるために、ロゴの消去などの「証拠隠滅」を強要したのである。
【以下サイトで】
https://news.yahoo.co.jp/articles/eb23e15f49e8b671a2f0f...
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