日常生活や仕事で欠かせないコミュニケーションツールとなっているのがLINEだ。月間ユーザー数は9500万人で、どの年代にも幅広く使われている。
ただ、年配の人や上司から送られてくる文章には、若者が違和感を抱く表現が多い。その中でも頻度が高いのが「w」の使い方。
最近は多くの若者たちが「文末にwwwを使わない」という。なぜ「www」は若者から敬遠されるようになったのか? (途中略)
それでは「www」も同じような運命をたどるのか。堀尾さんは「もともとは旧2ちゃんねるなどで使用され始めたネットスラング。
『笑い』をキーボードで打つ際の最初の文字である『w』のみで示したもので、『www』など『w』が多いほど笑いの度合いが高くなります。
また、『www』は草が生えているように見えたことから『草』『草生える』『ジャングル』『ワラ』などさまざまな派生語が誕生しました」と説明する。
堀尾さんがXに投稿された「ウケるw」について調査してみると、5月30~31日の2日間だけで125の投稿があったという。
「www」について都内の大学生に質問すると、
「LINEの文面って基本相手に合わせる気がします。相手からのメッセージにwwwが入っていたら、使うこともたまにあります」(2年生男子)。
「『www』は長い文章の文末で使う人はあまりいないと思いますが、『あそゆことwwwwww』みたいな使い方はします。
また『(草)』『(笑)』ではなく『草』『笑』を使います。めっちゃ親しい人に『おもろくて草』みたいにして送信します」(同女子)という回答だった。
一方、「wwwは使わないです。2ちゃんねるの『煽りカス』(※扇動的かつ感情的に煽り立てる行為、及び人)みたいな感じがするので、
表社会で正常を装うために『笑笑』を使います」(男子4年生)という自身の社会的ポジションを意識した答えもあった。
LINEヤフーの調査でも「文の終わりは絵文字や『!』や『?』を使っているため、(笑)などは使わない」(高1女子)という声が多い。
大学生の間ではまだ命脈を保っているようだが、高校生まで世代が若くなると敬遠されているようだ。
堀尾さんは「確かに『www』は減少傾向です。『笑』『(笑)』の方が一般的でどちらを選択するのかは好みの問題のような気がします」とした。 (途中略)
浮かんでは消えていく若者言葉。「w」から「草」への流行の変化は2017年ごろが有力な説だ。 (以下略)
https://www.dailyshincho.jp/article/2024/06231057/?all=1&p...
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