デンマークの獣医食品局は11日、欧米で人気のある韓国食品大手のインスタントラーメンが「辛過ぎる」として、回収するよう指示した。
当局は声明で、三養食品(サムヤン・フーズ)のラーメン3製品に含まれる唐辛子の有効成分カプサイシンの含有量が危険なレベルに達しており、
「急性中毒」を引き起こす恐れがあると警告。デンマークでの販売を中止させるとした。
回収対象となったのは、同社のインスタントラーメン「ブルダック」の「辛さ3倍&ホット・チキン」
「辛さ2倍&ホット・チキン」「ホット・チキン・シチュー」の3製品。
獣医食品局は、これらのラーメン1パックに含まれるカプサイシンの量は「急性中毒を起こす危険性があるほど」高かったと警告。
「製品が手元にある場合は廃棄するか、購入店に返品」するよう呼び掛けている。
特に子どもが食べて、「急性症状」が現れた場合は「中毒ホットライン」に連絡するよう保護者に警告している。
サムヤンは自社製品が辛過ぎると判断され回収されたのは初めてだとし、輸出市場における現地規制について理解を深めるよう努力すると述べた。
同社製品は海外でも大人気で、昨年の同社の営業利益は過去最高の1億1000万ドル(約170億円)超を記録した。
サムヤンのインスタントラーメン「ブルダック・カルボナーラ・ラーメン」は最近、
動画投稿アプリ「ティックトック」で話題となり、米国で品薄になるほど人気が出ていると報じられた。
米ラッパーのカーディ・Bら著名人は、この商品を買うために30分以上探し回ったというエピソードをネットに投稿している。
https://www.afpbb.com/articles/-/352402...
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