東京オリンピック・パラリンピック選手村を改修したマンション群「晴海フラッグ」周辺で謎のキーボックスが相次いで見つかっている。
誰が何のために設置したのかーー。取材を進めていくと、無許可の民泊業者の存在も見えてきた。
■晴海地区で相次ぐ“謎のキーボックス”
「イット!」が11日午前8時頃、東京・中央区の晴海地区を取材していると…。
まさにその時、歩道橋下に不自然に取り付けられた“キーボックス”を開けようとする男性が現れた。
中身は、一体何なのだろうか。
いま、高層マンションなどが立ち並ぶ晴海地区で、“謎のキーボックス”が、あちらこちらに取り付けられている。
晴海地区周辺では少なくとも7カ所、合わせて11個ものキーボックスが、フェンスや電柱などに設置されていた。
このエリアは3年前に開催された東京オリンピック・パラリンピックの選手村跡地を再開発し、公園や学校、商業施設などを整備した場所。
2024年1月からは「晴海フラッグ」の入居も始まり、5月には、都が新しい街の誕生を祝う記念式典を行ったばかりだ。
そんな注目エリアで、“謎のキーボックス”の設置が、相次いでいる。
■“謎のキーボックス”を開けていた男性を直撃
11日朝、取材班の前でキーボックスを開けていた男性は、中身についてこう説明した。
・キーボックスを開けていた男性:工事の鍵です。リフォーム工事の。
ー晴海地区にキーボックスが多いが?
・キーボックスを開けていた男性:それは内装工事の人が、使うんじゃないですかね。
キーボックスに入っているのは、“リフォーム工事をする部屋の鍵”だと話した男性。
その後、現れた別の男性に、鍵を受け渡していた。
「ヤミ民泊業者」がキーボックスを設置した可能性も?
一方で聞かれたのが、次のような目撃証言。
・近隣住民:スーツケースを引いている人がやってきて、そこでなんか、
鍵をこうやって、マンションに向かっていくという・・・。
この住民は、スーツケースを持った人物が、キーボックスから鍵らしきものを取り出しているのを目にしたことがあるという。
・目撃者:闇の民泊に使われてるんじゃないかというのが、最も気になるところですね。
“ヤミの民泊”。住宅を宿泊施設として利用する“民泊”は、本来、事業者として各自治体への届け出および許可が必要。
晴海地区ではそうした許可を得ていない「ヤミ民泊業者」が、利用する人を居住者のように見せかけるため、キーボックスを使って鍵の受け渡しをしている可能性が高いというのだ。
もしそうであれば、何らかの対策が求められる。(「イット!」6月11日放送より)
https://www.fnn.jp/articles/FNN/71245...
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