1990年代後半に一大ブームとなった「ルーズソックス」。アラフォーの筆者は当時のトレンドを体感した一人であり、
高校生時代はラルフローレンのカーディガンにバーバリーのチェックのマフラー、そしてE.G.スミスのルーズソックスを愛用していた。
それから20数年が経過し、2021年ごろから厚底やへそ出しファッションといった「平成レトロ」がZ世代から注目を浴びるように。この波に乗ってルーズソックスも再び流行しているようだ。
「靴下屋」などのブランドを展開し、1990年代初期からルーズソックスを販売し続けているタビオ社(大阪市)のプレス 中村江利子氏に、令和のルーズソックスの特徴や売れ筋を聞いた。(中略)
・ブームの背景にある「韓国トレンド」
素材やデザインが多様化する過程で、子ども向けや男性向けのルーズソックスも生まれている。
「男性用は圧倒的に種類が少ないものの多色展開は女性同様で、トレンドの一つと言えるかもしれません。
男性はスウェット素材のパンツにかぶせて履くスタイリングが流行っていて、スニーカーやサンダルに合わせるようです」
こういった一連のトレンドがどこからきているのかを聞くと、「K-POPの影響が大きいのではないか」とのこと。
Webで調べてみると、K-POPアーティストやアイドルがルーズソックスを履いている画像が多数ヒットする。
「最近の韓国トレンドでは、“バレエコア”と呼ばれるバレリーナのようなファッションが人気を集めています。
バレエシューズっぽいフラットな靴にレッグウォーマータイプのルーズソックスを合わせると相性がいいようです」
さらに、「Blokette core」(ブロケット・コア)と呼ばれるファッションスタイルも韓国を含む海外でトレンドになっているらしい。
「ブロケット・コアとは、ユニフォームやジャージなどスポーティーなアイテムと対象的なフェミニンなアイテムをミックスさせたファッションで、
ルーズソックスを取り入れたスタイルがよく見られます」
こちらも複数のファッション媒体が取り上げていた。ファッション誌では「甘辛ミックスコーデ」が定番化しており、「フェミニン×クール」
「キュート×カジュアル」などの相反する組み合わせが好まれるが、ブロケット・コアはこの最新版とも言えそうだ。
こういった傾向を踏まえ、タビオ社では引き続き若年層のルーズソックストレンドが続くのではないかと予想する。
中村氏いわく、子どもと一緒に親子でルーズソックスを履くアラサー、アラフォーの女性もいるとか。
かつて女子高生に流行ったルーズソックスは、年齢や性別を問わずに履けるくつ下に変わりつつあるのかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c26dcdbbcd191ec3b9be...
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